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パフォーマンス向上、障害予防、リハビリ。全ては身体操作から。

身体操作能力が低いと、
どんなトレーニングをしても、
どんな練習を積んでも、
パフォーマンスアップには繋がりにくい。

身体操作は「身体を操る能力」である。

身体操作能力はめちゃくちゃ重要である。

なぜなら、動物は自身を移動させるために
進化してきたからだ。

生命ある種は、子孫を残すことで繁栄させていく。

植物は自分ではない何かによって種子を移動させる。
風に乗って移動したり、他の動物によって
移動させられたり。
そういう風に種を繁栄させるシステムを
確立したから、自らが移動するシステムを
有していない。

その中で動物は、自らが動くことを選択した。
自分が動くことにより生存し、種を繁栄させていく。
この条件を満たすために、進化したと言える。

だから筋肉がある。

自分の身体を、何かの目的を達成するために
移動させることが筋肉の存在のためには
必須条件なのだ。

寝たきりの人を想像してみると、筋肉がなくなり
まるで骨と皮しか無い様相になる。

これは自身を移動させる必要がないため、
筋肉が無くなっていく生理現象である。

筋肉があり続けるためには、
自分の身体を移動させることが
前提条件となっており、
それが身体操作であると考えている。

身体操作性が低くても、
人は活動することが出来る。

しかし、身体操作性が低いと
効率よく筋肉を扱うことが
できなくなってしまい、
扱われていない筋肉はどんどん
萎縮していってしまう。

仮に100個ある筋肉の内、
40個が萎縮してしまったら、
残りの60個の筋肉で身体を扱わないといけない。

萎縮している40個の筋肉の代わりは、
残りの60個の筋肉が代償する。

次第に脳は、萎縮している40個の筋肉が
存在しないかのように、60個の筋肉を扱い続ける。
これを手続き記憶の中でも、マイナスの学習である。

この結果、運動効率は下がり、
パフォーマンス力は低下し、
代償している筋肉に負担が集中し、故障する。

腰痛や肩こりといった症状の原因になる。
ヘルニアや変形性関節症、骨折の原因になる。

スポーツのような身体を高度に扱う必要性が
高い活動には身体操作性の需要度はさらに高まる。

プロを目指すなら尚更必要である。

自身が身体を移動させる以上、
身体操作性は必須である。

身体を動かすには、目的が存在し、
その目的を達成できるように
複雑な構造をしている身体を
正確に扱う必要があるからだ。

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