「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」のお米作り 苗づくり編vol.3 (22年4月10日〜5月9日進捗)
はじめに
●「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」では自給用に無肥料無農薬のお米作りをしています。
京都府綾部市でのお米作りは4年目、綾部市西坂町の「ちゃぶダイニング」では1年目です。
「ちゃぶダイニング」の目の前の田んぼ1.2反(昨年までの4倍の広さ!)で、苗づくりから始めて、5月末〜田植え(手植え)を迎えます。
●↓↓こんな思いで、東京を離れ・会社員を辞めて地方へ移住し、自給用の農作業を始め、今も続けています。
●今回は、4月9日の種もみおろし以降の進捗を記します。(種もみおろし、3月の土ふるい、については以下の記事を参照)
苗の成長の様子
まずは苗の成長の記録。
種もみおろしから、5日後に発芽を確認。15日〜26日後の約10日間での成長が著しい。自然の力に感謝と感動。
土も自分で作り、前年に収穫したもみを種もみとして使用。うん、お金をかけず(依存せず)にお米づくりができている!
種もみおろし後の出来事
苗代へ水補充
●なぜか苗代の水が徐々に減ってしまう(どこかから漏れてる❓)ので、毎日15分〜30分程度バケツで水を入れています。なんと地道で原始的なんでしょう^^;)苗の成長に水は不可欠!
支柱にテープを貼り、この高さまで水を張ると苗箱の土が水に浸る、という目印にしました。(妻のアイディア。小さな知恵や工夫が大きな力に。)
遮光シート外し(5月5日)
●種もみおろしから26日後(5日5日)、イセヒカリ(うるち米)の苗がだいぶ大きくなったので、外側の遮光シートを外し、内側の不織布のみにしました。苗に太陽の光を当ててさらに成長をさせます。
※もち米は約2週間遅れで種もみおろしをしたので、もち米の苗が並んでいる場所には遮光シートを残しています(写真の奥側)。
●遮光シートは保湿・保温効果があります。不織布でカバーし続けるのは苗や苗箱の土が雨で叩きつけられるのをカバーする効果があります。
荒起こし(5月5日)
●あぜ塗りに引き続き、お隣さんにトラクターで荒起こしをしてもらいました(感謝!)。ここはお隣さんや機械に頼っています。
●荒起こしとは田んぼを耕す作業(1回目)のこと。今後、水を張った状態で田んぼを耕していただき(2回目)、代かきもお隣さんのトラクターでやっていただきます。
田んぼへ水入れ(5月9日)
●荒起こし後、田んぼに水を入れました。我が集落には上流にため池があり、このため池の水をみんなで使っています。
●ため池の栓を抜くと水路に水が流れ、それを自分の田んぼに引き入れるシステム。この仕組み(水路網)を作った昔の人の知恵と労力に関心させられます。
●ため池の水は日の出から日の入りまで水路に流して良いというルール。夜に流すのはNG。1日(日中)で3枚の田んぼ全てに無事水を入れられました。
●水路からだけでなく「ねき」からも水を引き入れようと「とゆ」と「パイプ」を竹で自作しました。竹を切ってフシを貫通させれば「パイプ」に竹を半分に割ってフシを削れば「とゆ」に。簡単に無料で作れます。昔の自分なら、ホームセンターに買いに行っていたことでしょう。自分でできることが少しずつ増えていることを実感。
●ただ、翌朝には田んぼの水が抜けていました(おそらく地面に染み込んだ)。2回目の荒起こしや代かき直前に再度水を入れます。
いよいよ田植え(手植え)!5月30日(月)〜6月12日(日)
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