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「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」のお米づくり 苗づくり編vol.2(土ふるい)
はじめに
●「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」では自給用に無肥料無農薬のお米作りをしています。
京都府綾部市でのお米作りは4年目、綾部市西坂町の「ちゃぶダイニング」では1年目です。
今年から「ちゃぶダイニング」の目の前の田んぼ1.2反(昨年までの4倍の広さ!)でのお米作りに挑戦しています!
しかも、わたしたち主体での苗づくりにも初挑戦。
その様子を綴って行きます。
●先日、種もみおろしの様子を記事にしました。(22年4月9日実施)
●苗代の苗も順調に発芽し育ってきました。(22年4月16日時点の写真)
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●今日は少し遡って、「土を集めて天日干し」&「土ふるい」の様子をまとめてみます。
【苗づくりの流れ】
①土を集めて天日干し(3月上旬〜中旬ごろ)←今日はココ。22年3月10日開始。
②土ふるい(3月中旬〜下旬ごろ)←今日はココ。22年3月25日実施。
③苗代づくり(3月中旬〜下旬ごろ)
④種もみおろし(4月10日ごろ)
⑤遮光シート外す(5月5日ごろ)
⑥いざ田植え(5月末〜6月上旬ごろ)
「土を集めて天日干し」
22年3月10日の快晴の日に、土を肥料袋10袋分(おそらく約200kg分)集めてきました。
市内の庭園付き料亭にて、落ち葉堆肥で土作りをしているので、そこから無料で(ありがたい!)分けていただきました。
我が家の畑の土でもよかったのですが、しばらくマルチを被っていた畑で土の健康状態が良くなさそうだと感じたので(完全にイメージですが)、肥沃な土をいただいてきました。
この集めた土を「天日干し」します。
しっかり乾かさないとふるうことができないためです。
やることは単純で、
・土をブルーシートの上に広げる
・晴れている日の日中にブルーシートを広げ、夜や雨の日はブルーシートを閉じて濡れないようにする
以上を1週間ほど繰り返せばしっかり乾燥した土が出来上がります。
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「土ふるい」
22年3月25日(晴れ)午前中、妻と二人で土ふるいを行いました。
お米の育苗に適した土は粒度3〜5mmのようです。
理由はわからないのですが、おそらく保水性や排水性が良くなるからだと想像しています。
作業工程はこんな感じ
①乾燥させた土を荒い目(5mm程度)のザルでふるう。
※大きな石や葉っぱ、木の枝などが取り除けます。
②①の土を細かい目(3mm程度)のザルでふるう。
※これでお米の育苗用に使う細かい土が出来上がり。
約200kg集めた土から、お米の育苗用の土が苗箱20枚分(おそらく約80kg分)出来上がりました。
※4月9日の種もみおろしをして判明。行き当たりばったりですが、ちょうど必要な分ができていました。まさに、「どうせうまく行く」(妻の口グセ)。
土が足りない場合は、
・細かいザルを通過しなかった土をかなづちなどで細かく砕いて、細かい目のザルでふるう
ことで作ることができます。
※別途もち米用に苗箱4枚分の土が必要なので、この方法で土づくり(土ふるい)する予定です。
※もち米は先週に種もみが手に入った関係で、4月23日(土)に種もみおろしの予定。
このような工程を経て、4月9日(土)の種もみおろしへと突入しておりました。
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左側の大きな石などは庭の凹んだところを埋めるのに使おうと思っています。
(雨や車の通行で地面が凹んだり、削れたりするので。)
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下の土=細かい目を通過した土。お米の育苗用に使用。
上の土=荒い目を通過したが、細かい目を通過しなかった土。こちらも良い土なので野菜苗用に使用します。
さいごに
「一汁一菜の宿 ちゃぶダイニング」では、このようなお米作り体験(小さな自給農体験)ができます。
一汁一菜の食事+お米作り体験を通して「食と暮らしと心」を整えにきませんか?
※6月上旬に1週間ほどかけて田植え(手植え)を実施予定です。
田植え体験してみたい方、2泊3日以上の宿泊でしっかり体験いただくことをオススメします。
日程が決まり次第note(ブログ)にてお知らせいたします。
※「無肥料無農薬のお米作り、昔ながらの手作業のお米作りに興味ある方」「お米の自給農をしてみたいと考えていらっしゃる方」、お待ちしております。
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