凸凹&不登校の子を育てながら私らしく働く
凸凹の息子を通常級に入れる時に、私の中で、決めていたことがある。
働きすぎないこと
息子が小学校から帰ってくる頃には、家にいること
なるべくご機嫌なママでいる為に、忙しすぎてはダメだ。凸凹の息子と、忙しい夫を支える為に、私は仕事をそんなにしない!と決めていたのだった。
私は、不器用な人間なので、仕事を優先しすぎると、家庭と両立が難しくなってしまうのだ。
通常級に入れた境界知能の息子のフォローは、大変だった。3年生までは学校に楽しく通っていた息子。
でもね…実は、家庭で息子のフォローにはかなり神経を使っていた。
疲れて帰ってくる息子には、なるべく家で穏やかに過ごさせてあげた。
早くからつまずいた宿題は、必ずフォローしていた。
境界知能の息子の勉強のフォローに関しては、エネルギーをかなり使ってきた。イライラも凄かったのよ。
でもなるべく穏やかに教える為の努力はした。それが、働きすぎて疲れたらイライラしてどうしても、無理だったので、仕事量を減らした。
きっと、そうした色んな努力のおかげで、3年間は楽しく学校に通えていたと、勝手に信じている。
息子の凸凹時代だけでも、かなり仕事量を調整してきた私だが、今度は不登校だよ。
さすがに、今回は仕事めっちゃ休んだよね。
でもね…本当に都合のいい働き方をさせてもらっている私は、完全に仕事を辞めたわけではなかった。
不登校で働きづらい状態でも、働ける所は確保していた。
社会と繋がることが、こんなに息抜きになるとは思わなかった。
ここ最近、不登校の子育てをしながら働くことの大変さを書いた。私の中では、結構読まれている記事だ。
不登校の子どもを育てながら働くというのは、きっと多くの方が悩んでいるような気がする。
子どもの不登校をきっかけに、今まで正社員で働いてきた人が辞めることになった話なんて、本当によく聞く。
働き方を変えることにした人もいる。自分が働きたいと思っているとこではないけど、融通の利く所を優先したパート先を選んだ人もいる。
不登校の子どもをフォローしながらの働き方て、本当に難しいと思う。正解もないと思う。
そんな中、私は自分の好きな所で、好きな人達と、楽しく仕事が出来ているとは思う。息子が3歳の時から、ゆるゆる〜と細く長〜く転々としながら働いている(笑)
前置きが長くなりすぎたが、どんな感じで今の働き方になったか?少し書いてみようと思う。
ちょうど8年くらい前になるのかな?(うる覚え)
「働いてみない?」と声をかけてくれたのが、今の放課後等デイサービスの社長なんだけどね。
息子が幼稚園で、まだまだ手がかかる時期でもあった。小学校は、なるべく通常級に通わせたくて必死の療育ママ時代。とにかく大忙しだったが、スキマ時間にちょこちょこ働かせてもらっていた。
ただ、ガッツリ働きではなかったので、今のうちに勉強しようと思って、働きながら、保育士を取得した。
保育士試験に合格すると、今度は保育園も働いてみたいな~と思いだした。思い出したらすぐに、今度は「働いてみない?」と声をかけてきたおっちゃんがいた。
これもほんっとたまたまで、息子を休日遊ばせていたら、おもしろい気さくなおっちゃんが話しかけてきたので、世間話をしていたら、「来月から保育園オープンすんねんけど、人足らんねん」と言うのだ。実は、気さくなおっちゃんは、社長さんだった(笑)
「来月、やっと保育士免許もらえるけど、今、放課後等デイサービスで働いているんですよね~。でも保育園の現場も興味はありますよ」と言うと、「週1でええから、働いてぇや」と言われ、おもしろそうやし、掛け持ちすることにした。
そんなこんなで、縁あって「働かへん?」と誘われて働くことになり、2つ掛け持ちしていたら、今度は息子を通わせていた幼稚園の園長から「お母さん、ちゃぼすけくんが卒業したらうちで預かり保育の仕事せ~へん?」と誘われた。
既に、放課後等デイサービスと保育園の職場を掛け持ちしていたけども、幼稚園の子ども達も勉強になるやろうな~と思いだした。
とにかく私は、息子が産まれてからは、縁あって人に誘われて仕事をしている。今回も断らずにお引き受けしよう!と思い、幼稚園の仕事もしてみることにした。
もうね、3つも掛け持ちしたら、シフトの調整大変よ(笑)
でもね、息子が小1になる時に、放課後等デイサービスの仕事は辞めることにしていたのでちょうどよかったのだ。
放課後等デイサービスの仕事は好きだったけども、帰宅が18時過ぎてしまうこともあり辞める事にしていた。
息子が小学校に通いだしたら、絶対に午前中メインの仕事に変えようと決めていたからだ。
息子が1年生の間は、午前勤務の保育園と近くの幼稚園の掛け持ちで仕事していた私だが、やはりどうしても発達障害の子ども達相手の療育の仕事がしたいな~と思う気持ちがまた出てきた(笑)
そして今度もまた…誘われるのだ。
「ちゃぼはちさん、児童発達支援事業所で働きませんか?」
もうここまでとんとん拍子でいくと、噓でしょ?と思われるかもしれないけど、これは本当の話なのだ(笑)
私は、保育園を辞めて、午前勤務の児童発達支援と、幼稚園の掛け持ちをすることにした。
ただ、息子が不登校になり、少し遠くの児童発達支援所は辞めることになったんだけどね。この時も、嫌で辞めたわけではない。
しばらくは、不登校の息子に寄り添うことに集中したかった。でも、近所の幼稚園だけは働くことを続けていた。
ただ、息子の不登校が少しずつ落ち着き、留守番もできるようになった頃に、またもう少し、仕事がしたくなってくるのである(笑)
そんな時に、「また働かない?」と声をかけてくれたのが、初めに働いていた職場になる。
ほんとうに縁あって色々な方々に声をかけて頂いて、仕事をしてきた。ガッツリ1つの所ではなく、ちょこちょこつまみ食いの様な感じで働いてきた。飽き性の私にはちょうどいいし、色んな子ども達と接することもできたし、いい経験ができた。
もう、ありがたいとしか言いようがない。
フルタイムの仕事も無理。
でも、専業主婦も無理。
そんな私が、凸凹で不登校の息子をフォローしながらでも働ける仕事。
そして、やりがいもある。本当に幸せな働き方だと思っている。
週2回で、3~4時間働くことが今の私にとってはとても最適なのだ。不登校息子と夫を支えながら、自分の時間もある。なるべくご機嫌な私で過ごす為には、本当にちょうどいいのだ。
私は不登校の母親を経験してから、働き方については色々考えることが多くなった。
不登校の母親って、本当に働くのが難しい。特に子供が低学年で不登校になると、外へ働くことが難しくなる。
でもね、私は、仕事を辞めて家に居るだけがいいとも思わなかった。正直、不登校の子育てって、結構お金もかかるしね。
そして、やってみて思ったけど、何もせず家だけで過ごすのもなかなかきついのよ(笑)
少しでもいいから働くと、私は元気になった。
今は、安定の不登校で、留守番もできるようになった息子だけどね。私はもっと余裕が出たら、いずれ、フルタイムで外へ出て働きたいとも思っていない。
実は、時々、雇われての仕事と、時々、自分で在宅で仕事っていうのが理想だな〜と思い始めている。
これは、息子が不登校になり自由に身動き出来なくなって思い始めたことなのだ。
在宅で、自分で、何かするスキルが1つあると強いんだろうな。
まぁ、そんなこと、簡単にはいかないか〜なんて、漠然と考えていたらね。
また誘われたりする(笑)
まだ、具体的にどうなるかなんてのは、全然わからないけどね。なかなか面白そうな話を頂いた。
ただ、こうやってnoteに書いていると、私は自分の意志で動くよりも、人から誘われて仕事をする方がいい流れになっているようだ。
仕事に関しては、不思議なんだけど、自分がこんなことしてみたいな〜と思えば、すぐに誘って頂けたり、思い通りに進むことが多い。
夫と子育てに関しては、全然思い通りにいかないんだけどね。なんでだろうね(笑)
でも、悩めば悩んだ分、なぜか?仕事に繋がっていくのよね。ほんと、おもしろいんだけど。
不登校の子どもを持つお母さんが、子どもをフォローしながら、自分らしく働いている人はどれだけいるんだろうか?
これからも私らしく息子を支えながら、自分の時間も大切にしながら、私らしく働いていこうと思っている。
仕事のことを、ダラダラ書いていたら、3000文字をとっくに過ぎていた。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございます。