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なんで、子どもに勉強させたいのか?

勉強しなさい!
なんで?
わからないと、学校で困るからよ。

息子の為を思って、こんな感じのやり取りをずーっとしてきた。

個別で、早めに勉強のフォローをしてあげると、周りの子ども達についていけるはず!と信じていた。

年長や、小1まで息子は、私の言う通り個別塾に通ってくれていた。
でも、段々しんどくなり、放課後は友達と沢山遊びたい!と言い出した。

2年になり、息子が私にこう言った。

大丈夫やから!ぼくは、学校で困っていないから!勉強しんどくないから、ママ心配しすぎないで!
お願いだから、塾を辞めさせてください。

ここまで息子に言われるくらい当時の私は、先回り不安ばかりで、過干渉でね。子供に失敗させたくない母親だったのよ。

4年になった時の担任は、学年主任で、勉強に対してとても厳しかった。
その雰囲気をモロに感じた息子は、4月から勉強を頑張り始めた。きっと周りの子達が頑張り始めたから、息子も必死に食らいついていったのかもしれないね。

でも、突然プツン!て…
今まで頑張り過ぎて、無理してたものが一気に壊れたように5月から行けなくなったんだよね。

息子本人は「勉強」がしんどくなって行けれなくなったとは言ってないけどね。

でも、境界知能な息子にとって、きっと「勉強」はしんどいものだったに違いない。

息子にとっての「勉強」は、苦手なものではあったと思う。
でも、できるようになりたい!ものでもあったと思う。

学校ってね。「勉強」だけをするところではないんだけど、でもやっぱり「勉強をするところ」だと思うのよ。遊んで楽しい時間もあるんだけど、やっぱりその時間少ないんだよね。

学校を休むと言うことは、「勉強」をしなくてもいいということだ。好きな子達というのは、学校を休んでも勝手にするもんだと思うのよ。

息子は不登校になって、勉強をしたがらなかった。
したくないんだから、やらなくていい。
好きなことをしたらいいのよ。

でも、今私は息子に勉強を教えている。

なんでか?

息子の自信を回復していく為に、必要と判断したから!

息子にとっての「勉強」は、みんなが学校でしてるから、しなくちゃいけないもんなんだろうな〜。

多分それくらいの認識だろう。
でも、子どもなんだから、そんなもんだと思う。
将来の為に必要だ!!とか、勉強が心底楽しい!!と思う子もいるかもしれないけどね。

私は息子が勉強をしてみよう!と思うまでタイミングは待ったよ。でも、何もせず待つわけではなかった。色々仕掛けてはいったのよ(笑)

そこら辺をスタエフでも喋ってるんだけどね。

息子にとって「勉強」は今でもそんなに好きなものではないよ。どちらかと言うと苦手よ。
でも、少しずつ挑戦をしている。

「これ、できたよ!」と自信もついてきた。
「次はこの問題やってみる!これはぼく得意なんだ。」と、自己効力感なんかもついてきた。
間違いを指摘したとしても、「わかった」と素直に受け止められる強さだって出てきた。

昔は、間違いを指摘した途端、かんしゃくだったからね(笑)
ほんと、大変な時代を過ごしてたわ。

そんな感じでね。
なんで、私が息子に「勉強」をさせているのか?と問われたら、自信をつけさせたいから!と言うのが答えなのだ。

だから、周りの同学年の子達と同じレベルに仕上げよう!とかは思ってないのよ。
あくまでも、息子の自信回復の為であり、「勉強」ってわかると楽しいんだなって気持ちを味わってもらいたいだけなんだよね。

わかる!て、本来楽しいもんね。

今、少しずつ私と訪問看護とデイの先生とで、息子の学習意欲を高めているところだ。 



ここ最近思うのが、やっぱり「勉強」をしている、学校に行っているということが、息子の自信に繋がるということなんですよ。
表情が明るく、やる気に満ちてきているんですよ。昨日も学校に行きましたからね。2月からいきなり週3日ですよ。

ただ、私はいい感じの時だからこそ、慎重にもなっています。調子乗りすぎて息子に負荷をかけ過ぎないように、気をつけていこうと思っているところです。





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