「夢」を題材にした映画たち
こんにちは、とりのてばさきです。
好きなものはとりの唐揚げです。
今回はアニメーション映画について。
古のヲタクなのでそれなりの量のアニメーション映画を観てきましたがその中でも特に「夢」を題材にした作品がとりわけ大好物なので3本挙げていきます。
※諸々の作品も、「劇場版鬼滅の刃」の作品内容のネタバレはありません。が、今後鑑賞予定控えている、もしくは演出内容でもネタバレ苦手な方はご注意下さい。
・劇場版うる星やつら2〜ビューティフル・ドリーマー〜
>言わずと知れた高橋留美子の名作「うる星やつら」の劇場版。監督が押井守と言うこともあって映画の世界観も存分に押井ワールドが展開されています。中々賛否両論分かれる作品ですが自分は大好きな作品です。
さわりだけ述べると
文化祭の前日、学校に泊まり込みで準備に取り掛かる諸星あたる一行。いつもの面子と賑やかに過ごしそのまま文化祭の当日を迎えるはずが、いつまで経っても訪れない当日。いつの間にか少しずつ消えて行くクラスメイト。友引高校のレギュラー陣以外の人々は消え、荒廃して行く世界。けれどもひたすらに繰り返される学園祭前日。この偽りの日々はとある人物の「夢」の世界だったのだ。
いつものどんちゃん騒ぎの日常と夢の境目が段々と無くなって行き、今が「現実」なのか、「夢」なのか分からなくなる感覚が非常に気持ち悪く快感です笑
登場人物が消えていったり、夢の主は誰なのかといったミステリ要素も含まれておりとても楽しめる作品です。いつもよりもラブコメ度は薄いかもしれませんが最後はちゃんとラブで締めてくれます。あたるのセリフが素敵!笑
夢の終わりと、文化祭当日の始まりを告げる鐘の音がとても良いんだ…
・劇場版魔法少女まどか☆マギカ〜叛逆の物語〜
>予告映像の可愛さから入った視聴者が絶望に叩き落とされ、放映当時「マミった」や、「血だまりスケッチ」など揶揄されたTVアニメーション作品の続編にあたる作品です。
萌系絵柄ですが、内容は可愛さよりもひたすら絶望感が色濃いダークファンタジーとなっています。3話からが本番だぞ。
TVシリーズが非常に綺麗に終わっていたのでどうやって続編にするのか甚だ疑問だったのですが、本当酷い話(褒めてる)。TV版で終わっていたら幸せだったのに…という展開が待っています。
続編の為、劇場版から入るご新規さんには些か世界感が分かりづらいとは思いますが、物語の序盤は特に自己紹介宜しく魔法少女達の唯々可愛い姿が惜しみなく堪能できます。序盤はね。
先述しましたが、この作品はダークファンタジーです。
つまり魔法少女が可愛いだけの世界が「偽り」であると気付いた時に、夢の終わりが訪れるのです…
夢の主の正体を知り、物語の結末を最後まで見届けた後に作品を見返すと、実は最初から彼方此方に彼女の「夢」である要素が伏線として貼られていたのだと気付けます。それらを探すのもまた一興。オススメです。
・劇場版鬼滅の刃〜無限列車編〜
>そしてここに来ての最新作!劇場版鬼滅の刃です!長い長いチケット争奪戦を制して観て参りました。
鬼滅の刃はアニメのみ全話鑑賞しており原作未読です。事前に劇場版情報や作品ネタバレを一切遮断して鑑賞に臨みましたがそれで良かった…。
圧倒的な映像クオリティに美しい劇伴、そして声優陣達の熱い演技に鑑賞中不本意ながら号泣してしまいました。
ホロリぐらいで済むかと思ったんだけどなぁ笑
物語前半にあたる無限列車での戦闘は夢の中に閉じ込められた炭治郎達が現実へと戻るために必死に踠き、戦う様子が描かれています。ここの描写が本当辛く、痛ましい…
PG-12指定なの炭治郎の覚醒シーンが該当してるのかな、と思われます。
夢も三者三様の内容で伊之助は可愛く、善逸は微笑ましい。煉獄さんは切なく、炭治郎は哀しい。
・コメディリリーフとしての善逸、癒しの伊之助
>今回の映画は全体を通して観ると割と悲しい雰囲気が漂っています。その中でコメディ枠としての善逸と癒しの伊之助の存在は緊張感漂う物語の中で束の間の安らぎを与えてくれます。と、言うか2人いなかったら本当しんどかったなぁ…笑
列車という密室の中で敵に襲われる様は一種のパニックホラー映画のようで展開的にもハラハラさせられます。エンターテイメント性も申し分ないですが鬼滅の魅力はホラー要素を孕んだスリルにあると思います。
どうやって夢から覚めて魘夢と戦うかは是非劇場でご覧下さい。そしてその後の煉獄さんの戦闘描写は本当に素晴らしいです。あのクオリティを1800円で観れるのは本当すごい!!
ufotable有難う!!!!後2回は観に行くよ!!
2時間の間に煉獄杏寿郎の格好良さが全て詰まっています。映画観るまでは煉獄さんの事全く知らなかった自分ですらすっかり虜になってしまいました…泣くなって方が無理だわ笑