『劇場版シティーハンター天使の涙』神谷明トークショー&特典お渡し会イベント 第二部
※メモを元に記憶で書いているので正確でないところや、私が意訳してるところ多数有ります。
当初、2024/8/31に開催予定が、台風接近のため延期となり、中止の話もあったそうですが神谷さんのご希望もあり、2024/10/5に延期開催されることになりました。
登壇(敬称略):神谷明/若林豪(プロデューサー・司会)
自己紹介
若林さん:本作のプロデューサーの若林と申します。
ソニーミュージックの会社の中、私達の所属しているアニプレックスも入っている建物に皆さんをお迎えしています。
神谷さん:俺の名は冴羽獠。都会に巣食う虫けらどもを掃除するそれが俺の仕事だ。今日は一日楽しい時間を皆さんと過ごしたいと思います。よろしくお願いいたします。
■質問1 もっこりなど物凄いセリフがありますが…ギャグやシリアス時の収録の雰囲気は?
神谷さん:シリアスのときは自然にそういう空気感で演じられている。
ギャグは楽しく、やりすぎると周りが笑ってNGになってしまう。テストからはみ出さないように北条先生の作った世界を楽しんで演じている。
若林さん:台本で事前にわかっていても神谷さんの演技が面白く笑ってしまう。
神谷さん:副調整室でウケてたと聞くと嬉しい。こちらからは見えないので。
若林さん:本当は笑い声を神谷さんに聞かせたい笑
■質問2 キン肉マンの世代交代やAI声優についてどう思うか
神谷さん:NHKでAIナレーションが流れているがそんなに気にならない。ただ、芝居は個性があるからAIに取って代わられないと思っているが、どこまでAI近づいてくるのか想像できない。ただ、アドリブはAIにはできない。いい方向にAI化が進むといい。
ハリウッドで俳優のストライキがあったが仕事がなくなると寂しいのでうまく共存できるといい。
世代交代に関して、キン肉マンは宮野くんが演じたが自分の作品を他の方が演じるのは抵抗ない。共演しているチームのみんながいてこその作品だと思っている。ミートくんがいないと、松島みのりさんがいないと当時と同じものはできない。
北斗の拳ではラオウ役の内海賢二さんが亡くなったときに僕のケンシロウは終わりだと思った。
自分の気持ちが整理がつかない。
シティーハンターは天使の涙までみんな現役。玄田さんが心配。復活してもらいたい。玄田さんのいないシティーハンターは想像できない。唯一無二なので、一日も早い復活を待っている。
■質問3 フランス版シティーハンター(吹き替え)の山寺宏一さん、Netflix版の鈴木亮平さんの演技の凄いと思うところ
神谷さん:山ちゃんはフランス語(の口)を日本語に当てはめていて凄い。当時、台本見せてもらって自分には無理だと思った。
山寺ちゃんにしか無理。新宿プライベート・アイズの打ち上げで山ちゃんフランス版の冴羽獠をお願いしたところ、山ちゃんが「断ろうと思って来たのに~」と言っていて僕が先手を打った形になった。(山寺さんに)やりたくないの?って言ったらそんなことはないと言っていた。
フランス版には(獠の役以外で)自分から出たいと言って二役やった。最初は一役だったけどちょっと物足りなくて増やしてもらった。
鈴木亮平さんとは「SWITCHインタビュー達人達 鈴木亮平×神谷明(2016)」が初対面。
その時、シティーハンターで冴羽獠役をやりたくて役者になったとのことで亮平くんが対談相手に(神谷さんを)指名してくれた。
実現すると良いねと話してた。それが実現したと聞いたときは言いたくて仕方なかった笑
撮影現場に行きたかったが遠慮した。北条さんは行ったと聞いて、狡いと思った。
若林さん:原作者ですから笑
神谷さん:作品みて、亮平くんやったねと思った。
初めて言う話だが、亮平くんとウツ(宇都宮隆)くんとご飯に行った。素晴らしかったという話をした。
続編を期待したい。亮平くんの獠ちゃんが見たい。誰の力も借りずに自分で身体や髪型を仕上げていて本当に凄い。
シティーハンターがどんな形でも成功するのは我がことのように嬉しい。
いつまでも冴羽獠を演じたいけど出来なくなるときがいずれは来る。
このイズムを引き継ぐ後輩がいたらやってほしい。でも皆さんの気持ちも分かっているので、粘る。玄やんも一緒。
今はまだシティーハンターの次を語る段階ではないが、気持ちを整理して待っている段階。
■その他
天使の涙の特製Zippoを持って神谷さんが客席回りをしてくださいました。
トークショーの2時間前に会場入りして、300枚のポスターにサインをしてくださったとのこと。(しかもノーミス!)
ポスターのサインの乾きを待って梱包されたアニプレックスのスタッフの方を労っていたのが印象的でした。
また、一部のときに演じたとのことで、ひびき洸や面堂終太郎などの声もやってくださいました。
マイクを使われているとはいえ、ビリビリ痺れるような声の響きが体感できて貴重な体験でした。
神谷さんはお一人お一人、しっかり目を合わせてゆっくりお話してくださり、若林プロデューサーもお見送りをされていて、サービス精神溢れるイベントでした!