eスポーツ業界でのディレクターの価値とは何か?
おはプレイド・ライゼスト✋ちゃんじろです!
ウェルプレイド・ライゼストという会社でeスポーツ大会や番組のディレクターをやっています。
昨日の深夜、うちの会社がnoteリレーの企画をやるとの情報が目に入ってきました。
このツイートを見たとき、僕の頭に「?」が浮かびました。
実は何を隠そう僕「5万ビュー・200いいね」を叩き出す記事を書いたことがありまして。。。
プチバズりの栄光を手にした僕は、現在進行形で天狗になっています。
そんなウェルプレイド・ライゼストで一番の売れっ子ブロガーである僕に、声がかかっていないっちゅーのは、どういうことや?????
頭に血がのぼって、気づいた時には吹っ掛けてしまってました。
...そしたらすぐに人事のマッキーから連絡が来て、30分後には飛び入り参加させてもらうことが決まりました。(あまりにも対応が迅速だったので、マッキーもキレていた可能性があります)
さあ、引くに引けなくなってしまいました。
しかし、ピンチはチャンス!
せっかく機会をもらったのだから、活かさない手はない。
「僕にしか書けない記事」を書くことで、宣言通り全員を食い殺すくらいの気持ちでやっていきます。
ということで今回は、大真面目に「eスポーツ業界でのディレクターの価値とは何か?」というテーマで書かせてもらいます!
ディレクター職ってなあに?
まずはディレクターって職種、そもそもどんなものでしょうか?
Wikipediaでは、こんな風に書かれています。
一言でいうと、「制作物の質の責任者」です。
eスポーツ業界で考えると、制作物といえるのは、
となるでしょう。
よってeスポーツディレクターという職種は、これらの大会・番組・イベント(コンテンツ)について、それらを総合的に成立させ、かつ面白いものにするための役割と責任を担うポジションと言えるでしょう。
また、「制作物の経済的責任を持つプロデューサーと対をなすポジション」という記述も気になりますね!
そこでプロデューサーについても調べてみました。
Wikipediaでは、こんな風に書かれています。
超ざっくりの説明をすると、
という感じかと思います!(本当に超ざっくり!)
ウェルプレイド・ライゼストにおけるディレクターの役割とは?
では、弊社におけるディレクターとはいったいどのような役割を持ち、実際どういう業務を行っているのでしょうか?
以下のディレクター職の採用Webページから、一部抜粋して説明します。
どうでしょうか?
僕的に業務を分類すると、「事前準備」フェーズと「本番」に分けられます。
「事前準備」フェーズは、文字通りひたすら本番のための準備。様々な関係者とコミュニケーションをとり、考え、手を動かし、課題を解決していきます。
まずはクライアントのやりたいこと・達成したい目的をヒアリングします。その中で、大会・番組・イベントが最も大切にする「思想」を固めていきます。この思想の認識合わせが実は一番重要で...という話はいつか別の機会に。
そうして思想が決まると、大会のルールや番組の枠組み・イベントの内容などを作っていきます。ここは面白さに直接かかわる部分です!進めていく上で生じる様々な課題や調整項目も無限につぶしていきます。
事前準備においては、全体スケジュールを引いたりタスクを細分化したりして計画を立てつつ、時には外部のパートナー企業の力も貸してもらいながら、様々な手段を使ってちゃんと企画が成就するように、着実に進めていきます。
この「事前準備」フェーズは、長いと半年以上に及ぶこともあります。
そしてすべての準備が終わって、「本番」の日を迎えます。この日のディレクターは、やることがガラッと変わります!
本番の日におけるディレクターは、まさに現場での制作責任者となります。
現場に入ってから本番までの準備中も、やはり様々な課題が出てきます。何かしらのトラブルで急遽変更しなければいけない箇所が出てきたり、詰め切れていない部分が露呈したり...
その都度、臨機応変に対応していかなければなりません。
この時に大切なのは、ズバリ決めること。全体最適をにらみながら、素早く決断し続けていくことが大切です。ディレクターが迷っている時間は全体のロスになるので、判断を早くかつ高精度に行う必要があります。
そして本番では、舞台監督のようにステージ上の演者さんの動きや音響・照明などのCUEだしを行ったりします。番組の場合は、スライドやテロップのCUEだしなど。最終的なアウトプットであるステージや配信画面に責任を持つため、全体の進行を司る場合も多いです。
人生で「テロップいくよ~、3,2,1,ドン!」って言葉を発したこと、皆さんありますか?僕はウェルプレイド・ライゼストに入ってはじめてでした!
このように、「準備は着実にぬかりなく」そして「本番は大胆に決断する」ということが求められる職種です。
こうやって書くと難易度たけえな~~~!
僕が考えるeスポーツディレクターの価値
ここからが一番伝えたかったところです。
eスポーツディレクターは、2つの価値を発揮するべきだと思っています。
1つ目は、とにかく大会・番組・イベントを成立させること。
正直、ひとつの現場のためにずーっと準備するのってめちゃめちゃ大変だし、精神的にも負担がかかります。
どんなに規模の大きなものでも、前例のないものでも、関係者が膨大なものでも、とにかく折れずに真摯に向き合い続けて、ひとつひとつ課題を解決していくこと。
そして本番を迎えたら、100%の力を出しきること。
結果的に、クライアントや選手達、来場者・視聴者の皆様まで含めた各関係者の「良かった」という笑顔を生み出すことができた瞬間こそ、価値を発揮する場面となります。
「関係者みんなのチームの勝利」という気持ちになれる尊い瞬間です。
このためには、調整力・課題解決能力・決断力など、総合的な仕事のスキルが求められると思います。
2つ目は、とにかく面白くすること!!!
これです。これが言いたかった。もうここだけ読んでくれればOKです。
とにかく、ディレクターが大会・番組・イベントを信じられないくらい面白くするべきなんです。
正直、1つ目の価値はおそらく「仕事ができる人なら誰でも出せる」のです。成立させることはできる。
だけど、「番組を面白くする」ことは、「誰でも」は絶対にできません。
僕自身、めちゃめちゃゲームするし漫画も読むし映画もバラエティも見るし、アイドルとか謎解きとか、様々なエンタメに積極的に触れる人間なんですが、そんな僕がここ1年くらいずっと確信していることがひとつあります。
それは、コンテンツには作り手の熱量が必要だということ。
既存の何かをなぞっただけの魂が入っていないアウトプットは、絶対にお客さんにバレます。もうそのくらい、お客さんのエンタメリテラシーが高まっている時代です。
世にはびこる意思なきコンテンツ制作者は、ちゃんと思い知った方がいいです。
「本気の熱量=魂」を感じさせるコンテンツに、人は感動すると確信しています。
eスポーツは、真剣勝負の場を見せられるコンテンツです。選手の魂は間違いなくこもっている。
だから、作り手の責任者であるディレクターも本気の熱量が必要です。
圧倒的なセンスだったり、緻密な分析だったり、ぶっ飛んだアイディアだったり。これまでの枠を超えるような得体のしれない面白さというものは、本気の熱量から絞り出る言いようのないほど純粋かつ異常な「こだわり」から生まれるのだと感じています。
そしてこれはチームでなく、個人の力で圧倒的な価値を出すことができる領域でもあります。
圧倒的に面白い企画を作れる人は、それだけで信じられないほど大きな価値を出せるのです。これができたらマジでヤバい。
これまでのeスポーツの常識をぶっ壊せるあなたへ
そこまで言うなら、ちゃんじろは圧倒的に面白い企画作れるの?!
正直言ってこれはNOです。
僕自身、胸を張ってアウトプットを出し続けていますが、そう簡単には面白いものは作れません。まだまだ力不足です。
そしてもちろん、熱量さえあれば必ず面白いものが作れるというわけでもないです。
異常な熱量を、正しい方向にぶつけないといけない。本当に難しい。
でも憧れますよね。僕も自分が手掛けたコンテンツで、涙を流すほど感動してもらったり、幸せいっぱいの笑顔になってもらったりしたいです。
いまできない自分が、とても悔しいです。
...だから僕は考えました。
これは個人で達成しなくても良い、チームないしは会社で達成すればよいのだと!!
いまのeスポーツイベントってすでにある種の型が出来上がってきた感があって、これって実は危機感持たなきゃいけない状況だなと思っています。
正直、2015年くらいから何かしらのeスポーツイベントを見続けている自分も、飽きが来ている部分があるのは事実。
ブレイクスルーし続けて新鮮な感動を生み出し続けないと、業界としても伸びていかない。そうなると、ウェルプレイド・ライゼストとしても明るい未来はない。
だから、そんなこれまでのeスポーツの常識をぶっ壊して、アチアチな熱を込められるあなたへ。
ぜひ僕と組みましょう!一緒に作りましょう!
僕が大会・番組・イベントを成立させる方の価値を出すので。。。
あなたが面白くしてください!!!
あなたの熱が本気であれば、僕はそれを成立させたいし、一緒に面白くするサポートをしたいと思います。マジで。一緒にやりましょう。
おわりに
そんな感じで、もしウェルプレイド・ライゼストで働くことに興味を持ってくれた方がいたら、採用に関する情報をチェックしてみてください!
年末年始にはカジュアル面談祭もやるとのこと。こちらも興味ある方はぜひ参加してみてください!!
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...この記事は、noteリレー企画参加決定から3時間半くらいで書き上げました。そして公開までは15時間。意地とプライド。
なんか「あなたが面白いもの作れ」と、責任放棄みたいな感じになっちゃいましたが、僕自身が圧倒的に面白いコンテンツを作ることを諦めたわけではありません。
僕個人の戦い方としては、「オタクをちゃんと喜ばせられるオタク」ってキーワードを胸に秘めながら、僕なりの面白いコンテンツの作り方を追求していこうと思います。もちろん全力でチャレンジします。
2022年も、ウェルプレイド・ライゼストのディレクターちゃんじろの応援を、どうかよろしくお願いいたします!