市役所事務の仕組み

私の勤めている市役所も含め多くの市役所では事務分掌があり、○○の係は○○に関する業務を行うと条例等で決まっています。

こうやって決まっているからこそ、「市役所内でたらい回しにされた」という事案も生じるのですが、多岐にわたる市役所の業務上、ある程度はしょうがないかなと思います。
(この場合、「たらい回しにされた」と感じさせない対応をするのがベストですね)

また、新しい仕事が生まれた時は、市役所内の部署同士で、仕事の押し付け合いが生じることもよくある光景です。
基本的には自分の部署の仕事を増やしたくないので、様々な手を使って、他のところに任せる特殊能力を身につけた職員もちらほらいます。

なぜ仕事を増やしたくないのか?

それは、市役所職員の場合、どんな仕事をやったとしても報酬には無関係で、全然仕事をしなくてもバリバリ仕事をしても、結局同じ給料という仕組みだからです。
そういう制度だと面倒なことはやらずに楽したいという気持ちになってもおかしくないと思いますし、実際そうやって割り切って仕事をしている職員も見受けられます。
もちろん報酬だけが全てではなく、使命感ややりがいを持って職務に従事する職員もいますが、全員がそうではありません。

仕事観は人それぞれで、仕事の仕方もいろいろあると思いますが、自ら努力し成果を挙げている職員が評価される仕組みを構築することができれば、市民のためにも職員のためにも良い組織になるんじゃないかと個人的には思います。

そうした組織になるには手間と時間がかかりますが…

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