トルドーを独裁者と呼んだ議員に反発するメディア、元首相ハーパーを独裁者とレッテル張りをしてきた事は棚上げ
保守党のレイチェル・トーマス議員が、ジャスティン・トルドー首相を「多くのカナダ人」が独裁者と見ていると発表して以来、リベラルの政治家やレガシーメディアのジャーナリストは騒然となっている。
トーマスは月曜日、下院でこのコメントを発表した。
「オックスフォードの辞書によると、独裁者とは、ある国に対して完全な権力を持つ支配者であり、通常、力によって支配権を得た者のことである」と彼女は言った。多くのカナダ人が、この言葉はトルドー氏に当てはまると信じている。
トーマスの発言後すぐに、自由党の政治家やレガシーメディアのジャーナリストたちは怒りを装い、この発言を過激で議会的でないとして非難した。
2月、トルドー首相はカナダ史上初めて非常事態法を発動し、オタワでのフリーダムコンボイの抗議行動を鎮圧した。この臨時法は、法執行機関の権限を拡大するだけでなく、デモ参加者の銀行口座や金融資産を凍結させることを可能にした。
トーマスの主張に対してトルドーを擁護するために出てきた人々の中には、自由党のアンソニー・ハウスファーザー議員がおり、首相を独裁者と呼ぶことは選挙制度を貶めるものだと述べた。
CBCのジャーナリスト、ローズマリー・バートンも、トーマスのこの言葉の使用は "無責任なレトリック "だとツイートしている。
しかし、保守派のコメンテーター、スティーブン・テイラーがツイッターのスレッドで指摘したように、自由党とバートンを含むメディアは、スティーブン・ハーパー元首相を何年も独裁者と呼んで平気なようだ。
トゥルーノースは、左派の政治家やレガシーメディアがハーパーを独裁者と呼んだり、そのレッテルを問題視しなかったりした例を数多く集めている。