見出し画像

A07初めてのパリは誕生日:3月17日

到着したのは現地時間で3月17日の朝7時30分でした。一年365日ある中で、私の21回目の誕生日にパリに降り立つとは、何か運命的なものを感じます。ただし、時差が8時間あるため、日本では既に午後3時30分になっていました。まるで特別な日に選ばれたような、不思議な感覚に包まれました。

長時間のフライトの疲れか、パリの地に初めて足を踏み入れた瞬間、足元がふわふわしている感じがしました。シャルル・ド・ゴール空港からのコンコースを歩き、ウィング通路の窓から外を見ると、雪がちらついていました。南国育ちの私にとって、3月に雪が降るなんて信じられない光景でした。パリ市内への移動を開始すると、ようやくテレビで見た世界に自分が入り込んだことを実感し始めました。どちらを見ても新しい景色で、そのすべてが私にとっては初めての経験でした。周囲に夢中になりすぎて、足元を見ることを忘れてしまったために、パリでの初体験として犬の糞を踏んでしまうという洗礼を受けました。初めての海外でのペースと緊張感の中で、ちょっとしたハプニングもありましたが、岩崎さんが教えてくれたように、「フランスでは犬の糞を踏むと幸運が来る」という言い伝えを信じて、気を取り直しました。

岩崎さんと共にフライトに同行し、到着後は外国の常識や習慣についてのレクチャーを受けました。最初の日は休養を取り、夕方には皆で近くの中華料理店に行きました。パリの至る所に中華料理店があることに驚きましたが、これもグローバルな文化の一環として興味深い発見でした。時差ボケも経験しました。体のリズムがおかしくなった感覚としかも少し熱っぽい感じです。まあこれもまた旅の一部です。 出発前から気にはなっていましたが、やはり時差ボケになったことは少しショックでした。思えば可愛いではないですか。 まだハタチそこそこの青年が、生まれて初めて海外に来たのです。 なんでも許せます。 今はそう思いますが、その日の私は眠れぬベッドの中で、これからの旅に少し自信を無くしていました。

【補足情報:シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への交通機関】

  1. RER B線: 空港からパリ市内への最も一般的な移動手段です。北駅(Gare du Nord)まで直接行くことができ、約30分から40分の旅程です。料金も比較的安く、頻繁に運行しているため利便性が高いです。

  2. バスサービス: ロワシーバスやエアフランスのバスなど、複数のオプションがあります。これらのバスは主要な鉄道駅や観光地への直行便を提供しており、リーズナブルな価格で快適な移動が可能です。

  3. タクシーまたはシャトル: よりプライベートな移動を好む場合、タクシーや事前予約のシャトルを利用することができます。これらはドアツードアのサービスを提供するため、荷物が多い場合や夜間の到着などに便利です。

これらの交通手段を使って、パリ市内のさまざまな地域にアクセスすることができます。計画に合わせて最適な方法を選ぶことが重要です。

続く


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集