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認知症介護の奮闘記5/5

忘れゆく父の介護をへて

地域包括ケアフリーペーパー「さくらみち」2024年5月号掲載


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父の施設入居後、私たち家族は新たな生活に向けて適応することが求められました。これまでの経験から学んだことや、感謝の気持ちを胸に、新しい章へと進む心構えを共有したいと思います。

新しい環境への適応は、父だけでなく私たちにも挑戦でした。施設のスタッフと協力し、父の趣味や好みに合わせた趣味や余暇活動を見つけることで、彼の生活に楽しさと満足感を取り戻せました。また、定期的な面会や連絡を大切にし、父とのコミュニケーションを続けることも効果的でした。

また、家族全員で感謝の気持ちを大切にしました。施設のスタッフや医療専門家、そして互いの支えに感謝の意を表すことで、新しい環境での生活がより円滑に進みました。父が安心して過ごせることが、私たちの安心につながりました。

これまでの連載でお伝えしたいことは、介護は決して一人ではできないこと、そして困難な状況でも前向きに向き合うことができることです。サポートを受け入れ、感謝と困難を共に受け入れ、変化を恐れずに受け入れることで、家族介護はより充実したものになるでしょう。

私の経験が、今家族介護で悩んでいる方々に少しでも力を与えられれば幸いです。


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