春の土用を意識して庭作業をすることは
タイミングは待ったなし。気候が春らしくなるに従って、庭の手入れ作業が本格化している。
一雨ごとに雑草が芽吹く。ちょっとでも作業を怠ると、あっという間に雑草の勢いに押されてしまう。
そのため、庭の手入れ作業では「土用」を意識して計画的に動くようにしている。
土用という期間は年に4回あり、その時期は、土いじりをしないことが望ましいという。あまり気にしない人もいるだろうが、私はできる限り春の土用を意識するようにしている。
数日前に春の土用に入ったところだ。今年、2020年は、4月16日から立夏の前日である5月4日まで続く。
その期間は、土に穴をあけたり、土を移動したり、土いじりをすることを避けるようにしている。
春に限らず、土用という期間には、間日(まび)という日が数日ある。間日であれば、作業をすることができるとされている。
天気予報と間日との兼ね合いを意識しながら、庭の手入れ業の段取りを組む。
億劫な庭作業であっても、「今日は土用の間日だから」と考えることでモチベーションが上がる。つまり、春の土用を意識すると、庭の手入れ作業に無理なくメリハリをつけることが可能になるのだ。
間日には大掛かりな土いじりをおこなうが、春の土用の期間は、作業道具の手入れをしたり、刈り込んだ草を集めたりといったことをおこなう。
春の土用を意識して動くと、先人の知恵に護られ助けられているような感覚を抱く。
昔からの習わしに従い、春の庭仕事を粛々と進めていこう。