
自己肯定感をあげる人生選択の基準
自己肯定感をあげるような人生選択とはどういうものだろうか?
たとえば、食事を選ぶとき。
自分が好きなものを食べるか?それとも今の自分がおいしいと感じるものを食べるか?その二つの基準で気持ちが揺れてしまったとしたら何を基準に選べばよいのだろうか?
好きなもので、おいしく感じるものを選べるなら、もちろん問題はない。だが、実際は、そうではないことも多々ある。
肉が好きだから肉が食べたい。けれども、胃の調子が今一つだから、肉の胃もたれが気になる。そういう葛藤が生まれる状況だ。
困ったことに、人生には、そういう葛藤を生じる選択肢が、そこかしこにある。
そんな葛藤を抱え、悩みながら、迷いながら私なりに選択を重ねてきて思うことだが、自分が快適と思えるほうを選ぶほうが自己肯定感はあがるようだ。
つまり、肉が好きだけれど、肉以外を選んで食べたほうが、自分の決断への信頼が増し、自己肯定感はあがるのだ。
では、人との関りで考えてみるとどうだろうか?
好きな人と付き合うのではなく、今、居心地がよいと思える人と付き合う。それを続けることで、自己肯定感は増していく。
なぜなら、その選択の連続の先には、心地よさを選んだ結果「好きになれた人」との付き合いがあるからだ。つまり、結果として、好きな人で、かつ、居心地がよいと感じた人との日常に身を置くことができるのだ。
心地よさを基準に選択を重ねて人生を生きるとき、その連続した時間の先に、いつのまにか自己肯定感はあがり、自分のことが好きになっていたことに、ふと気づく。
そして、好きだけど居心地が悪いと感じていた人とも、案外うまく付き合っていけるようになっていたりするものだ。
まるで、思い出したように肉を食べてみると、案外胃もたれしない丈夫な胃になっていたことに気付けるように。
自己肯定感をあげる人生選択とは、そういうことではないだろうか?