”「ただいま」と言えるもう一つの場所を多くの人に感じてほしい”-CFF2024夏シーズンプログラムリーダー紹介
第127回フィリピンワークキャンプリーダーの北村麻衣(まい)です!
大阪生まれ大阪育ちの大学4年生です。
特技は視力検査(笑)裸眼で両目とも2.0まで見えます。
はじめてnoteの執筆を任されたということで、緊張していますが一生懸命書いたので、良かったら最後まで見てくださいね!
Q.なぜプログラムに参加したのか
CFFのプログラムに参加したするきっかけになったのは、
小学校2年生の時に、とある教育番組で開発途上国での支援を題材にした番組が放送されていて、今の恵まれた私の生活と
現地でその日を暮らすのも精一杯な人々の格差に衝撃を受け、また、そこで支援を行う人々に心惹かれ、いつしか将来の夢になっていた
ことが始まりです。
そこから、大学を受験する時も「国際協力・国際交流などの勉強を積極的にできる大学が良い」と思い、今の大学に入学することができました(なんやかんやあって、看護の方向に進みたいと考えていたので国際看護というマイナー分野を扱っている大学探しに苦戦しました)
いざ入学し、「いつになったら国際看護の勉強ができるんだろう…」とウキウキしていた私だったのですが、国際看護の授業は4年生になってからでないと始まらないということが発覚しました。
「もう、待ちきれない!!早く将来の夢に近づきたい!!」
そんな思いで国際ボランティアを行っているサイトを片っ端から調べていき、たどり着いたのがCFFでした。
初参加後は「もう一回参加したい?」と聞かれたら、「ちょっと考えさせて!」と答えていた(笑)
私がCFFに初めて参加したのは2023年春、第122回フィリピンワークキャンプでした。
帰ってきた当初は「もう一回参加したい?」と聞かれたら、「ちょっと考えさせて!」と答えていたと思います。そのくらい、不器用な私にとって多くの壁があり、楽しかっただけでは言い表せないキャンプでした。
私は英語が中学生の時から大の苦手、高校時代は赤点回避ギリギリの点数で小躍りしているタイプの人でした(笑)
そんな英語が苦手、でも志だけは十分の私は、フィリピンに行って、現地のスタッフさんや子ども達となかなかうまくコミュニケーションがとれず、友達に通訳をしてもらっている状況で、もどかしさと大きな引け目を感じていました。
そんな日々が続いていると、だんだんと自分はお荷物になっているんじゃないか…とか、上手く言えないから、何も言わないでおこう…とどんどん自分の殻に閉じこもっていくようになりました。そんな中、同じチームのメンバーから
「まいはまいにしかできないことがあるから、自分らしくいていいんだよ。」
と声をかけてくれました。
今までの私は、自分だけで解決しなきゃとか、完璧にできる人でいたいという思いが強くあったため、この言葉にとても驚きました。
また、その言葉をきっかけに、よくよく周りを見てみると、声をかけてくれたメンバーだけでなく、キャンプに参加している人たちは完璧な私も全部自分でできる私も求めている人なんて誰もいないということに気が付くことが出来ました。
何も役に立たないかもしれない、何も上手くできないかもしれない、そんな私でも受け入れてもらえる場所があるんだと、すごく安心できました。
Q.なぜリーダーをやろうと思ったのか
初参加のキャンプから日本に帰国し、日常に戻った時に、山や木々をみると自然と子ども達や現地の人々、あの時に一緒にフィリピンへ行ったメンバーが思い出され、いつもより少し優しくなれるような、なんだかホッとするような、そして、何でもない私を認めてくれる人が地球上のどこかにいる、(気持ち的に)帰ることができる場所があるということが、何かにチャレンジする後押しになっているなと感じながら生活していました。
そしてその後、プログラムリーダーに立候補。
立候補した理由は、『「ただいま」と言えるもう一つの場所』を多くの人に感じてほしい、そんなキャンプを私の手でつくりたいと思ったからです。
一緒に行く誰かのちょっとした拠り所になれるような、そっと背中を押せるようなそんなキャンプにしていきたいなと思います。
Q.プログラムで印象に残っていること
人懐っこい『子どもの家』の子ども達
参加する前は子どもと交流する機会も少なかったため、子ども達と遊んだり話したりできるかな?と心配していたのですが、実際に行ってみるとそんな心配は一切必要ありませんでした。
子ども達は私たち日本人参加者に興味津々!
たくさんの質問とお話をしてくれます。中には、私たちが来る前に名前を憶えてくれている子ども達も…!!さすがにびっくり&感動しました!
いつの間にか手を繋いでるし、いつの間にか隣にいてくれる、言葉が通じなくたって心で通じ合えちゃう、そんな子ども達が大好きになりました。
また、子どもの家で暮らす子ども達は、それぞれの理由で家族と一緒に暮らせない子ども達です。そんな彼らとコミュニケーションをとることは、
愛、幸せとは何か?子ども達の将来について考えるきっかけを与えてくれたように思います。
日本では味わえないフィリピンならではの味!グリーンマンゴー
せっかくのnote執筆でこんな些細なことを!?と思う方もいるかもですが…侮るなかれ、グリーンマンゴーです!
コンクリートを作って、固めて、石を運んで…運動習慣のない私にとっては、そこそこ良い運動になるワーク。
日本の真夏日並みの暑さも相まって40分も動き続ければヘトヘトです。
そんな中、「マンゴー持ってきたよー!」と現地スタッフさんから声をかけられ、ワークでくたびれていた皆もマンゴーのもとへ一目散にとんでいきました。
それもそのはず、その3日前には深いオレンジに熟れたあま~いマンゴーが昼食に並び、「日本でこんなに甘いマンゴー食べたことないー!!」と大はしゃぎしていたので、みんなそれを期待している様子でした…
なんだか、緑…???しかも、お皿の縁には塩が盛ってある…?!
みんな困惑の様子だったので、ここは勇気を出して一口…めっちゃすっぱい…!でも、なんかさっぱりしてておいしいかも?
オレンジに熟れたマンゴーとはだいぶ違うお味でしたが、ワークで汗をかいて疲れた体にちょうどいい、癖になるおいしさ…!
私の一押しワーキャン飯(=ワークキャンプ飯)のグリーンマンゴー!
もう一度食べたいな~
食卓やワーク中に現地の新鮮なフルーツが並ぶのは魅力のひとつでもありますよね。
Q.CFFの魅力
そのままの私を、そのままのあなた(他者)を尊重しようとする姿勢だと思います。
CFFのどのプログラムの中でもシェアリングという時間が含まれています。シェアリングでは問いについて、自分の思っていること・考えていることを言葉にし、仲間と共にその問いについて考えあうことであり、時に答えのない問いに向き合うこともあります。
その時に、CFFでは、まず受容的な姿勢で「傾聴」するということを大切にしています
学校では自分の意見を発表するとなると緊張する人も多くいると思いますが、CFFでは答えを追い求め緊張することなく、そのままの素直な自分の意見を出せる場だと思います。
また、CFFには年上・年下などの上下関係は基本存在しません。立場や年齢などに関係なく、「その人を尊重する」という姿勢を大切にしています。
日常生活での周囲の目や立場にとらわれず、「そのままの自分」を表現し、認めあえるこの魅力、ぜひ参加して体感してみてくださいね。
Q.最後にメッセージ
気合が入りすぎて、とっても長くなってしまいました…!(笑)
ここまで読んでいただきありがとうございます!
私たち、2024年夏リーダーズ「Evans Knot」は個性豊かに、より良いプログラムを作ろうと現在はりきって活動中です
参加を考えているみなさん、絶対にいい思い出となるプログラムにできるよう、精一杯頑張っていますので期待しておいてくださいね。
より多くの方と一緒にプログラムに参加できることを楽しみにしています!🇵🇭🇲🇾
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