科学で証明された人の心を癒す自然の力~癒しの里山の写真と共に~
自然と触れ合うと、無意識なりにもほっとする、癒されると感じる人は多いかと思います。私も自然の中で歩くのが大好きで、毎日近くの里山を歩いています。どんなに忙しく疲れた日でも、緑の匂いを嗅ぐだけで、気持ちがすーっと癒されていくのを感じます。それも何故か同じ自然でも、海というよりは緑が多い方が癒されるという気持ちが何となくしていました。しかしそれは、実際科学的にも証明されていたようです。
イアン・アルコックらは、2014年の論文で、緑の少ない都市に移り住んだ人と緑が多くある地域に移り住んだ人のメンタルヘルスについて、長期的な影響の研究を発表しました。それによると、緑が多くある地域に移り住んだ人の方が、メンタルが有意に健康であったというのです。また、2021年7月に発表されたジョエル・メソートらの研究によると、緑地まで徒歩で10分ほどで行ける距離というのも大事なのだそうです。
さらにメソートらによると、そこに様々な種類の植物や様々な種類の鳥がいるということが、メンタルヘルスの向上には重要なのだそうです。人も自然もダイバーシティ、つまり多様性が大切ということなのですね。様々な種類があることにより、人はより満たされた気持ちになれるのだそうです。想像してみてください。1種類の鳥が鳴き続ける環境より、シジュウカラにホオジロ、鶯にメジロなど様々な鳥がさえずり合う方が、より深い自然の中に来たように感じませんか。まるで森に守られているかのように感じますよね。また、水辺が近くにあるかどうかに有意差はなかったとのことです。
森で緑を感じながら思うのは、どのような自分であっても緑はジャッジせずに常にそこに居てくれ、自分を迎えてくれるということです。どのような日であっても変わらずに。その度量の大きさが、「そのままの自分でよい」と思わせてくれるのだと思います。
家の前を流れる小川と小さな石橋。心落ち着く風景ですね。
竹林も神秘的で素敵です。
黄色いセイタカアワダチソウ、これからぐんぐん伸びますよ。
里山の風景。
遥か遠くに見えるは、里の海。
秋深し。柿美味し。
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