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嫌だった読書感想文

夏休みと言えば思い出すのは、『読書感想文』ですね。
今の学生さんも同じようにやってるのでしょうか。私の頃は、小学校一年生から夏休み定番の宿題として存在していました。


昔は、読書感想文とか作文のような文章を書くのが嫌で仕方ありませんでした。「何枚も書けないよ~」としょっちゅう母に泣き言を言っていたように思います。しかしながら、宿題なのでやらないといけない。


とりあえずやってみなさいと言われて母の指導の下、宿題を開始しました。今思えば、作成のコツなどを調べて教えてくれていたのだと思います。


確か、こんな手順だったような。

1.どういうきっかけでこの本を選んだのか。
例)本屋でカバーの色が派手だったから。テレビで紹介されていたから。
※ きっかけは何でもいいので、なぜその本を選んだのかを書いていく。
※ 最初の書き出しは、「私がこの本を選んだきっかけは~」などでOK。
※ 課題図書でも選ぶきっかけは何かあるはず。

2.読んだ後、もしくは読みながらでもいいので感想をメモしていく。(箇条書きでOK)
※ どの場面でどんな感想を持ったのか分かるようにしておく。

3.感想を元に自分の体験を交えながら、文章を組み立てていく。
※ 大体の感想は何らかの琴線に触れているので、体験を交えやすい。
※ ストーリーの流れに沿って書くと分かりやすい。

4.自分以外の誰かに読んでもらう。
※ 自分では気付けない修正点(誤字脱字や構成)が分かる。

5.修正したら完成!

最初は母に手伝ってもらいましたが、頑張ったおかげでそれ以降は、自力で書けるようになりました。あくまで独自の手順なので、出来栄えがいいかどうかは知らないけれど。


最近はチャットGPTで読書感想文を作れるとも聞いたけど、人間だからこそ不完全で面白い文章を書くことができると思うんですよね。もちろん、チャットGPTなりの良さはあると思いますが。


母には苦労をかけてしまいましたが、あの頃の私のように「何枚も書けないよ~」と言わずにやってみると案外楽しいかも知れませんよ。


※一部「ら抜き言葉」を使っておりますが、ご了承いただけると嬉しいです。


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