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知らぬ間に昆虫食を強要される!?
昆虫食が極端にクローズアップされているように感じる昨今、
官民共に昆虫食をまるで推進しているようにも見える、
その性急すぎるようにも見える動きに対して、
各方面からも疑問が上がっています。
◆河野大臣は否定しているが・・・
そのような声に対して、消費者及び食品安全担当の内閣府特命担当大臣・河野太郎さんは自身の公式Twitterで「私も政府もコオロギ食の推進などしておりません」「すべて悪意のあるフェイクニュースです」と断言しています。
以前にもツイートしましたが、私も政府もコオロギ食の推進などしておりません。すべて悪意のあるフェイクニュースです。ただ、コオロギを将来、タンパク質として利用しようと頑張っている日本のスタートアップ企業があります。悪意のあるフェイクを広めることが、そうした努力に与えている影響も考えて…
— 河野太郎 (@konotarogomame) April 29, 2023
ただ、以前にも紹介した記事に書かれているように、
県立高校の給食にコオロギを導入するといった動きもあり、
果たしてフェイクニュースと言えるのかどうか、というのは気になるところです。
◆コオロギやミズアブ(便所バチ)を食用・飼料として使用する?
そこで、気になる記事を見つけたので、共有します。
https://getnews.jp/archives/3405639
ちなみに、記事の掲題にある"便所バチ"とは、
いわゆるウジ虫の成虫である、ミズアブの事です。
フードテック官民協議会、推進ビジョンとロードマップ案を発表--概要レポート https://t.co/CnpsT4mtOw
— 渡邉哲也 (@daitojimari) March 15, 2023
ミズアブとは、死体や生ごみに沸くウジの成虫 日本では便所バチと呼ばれている。#コオロギの次は便所バチ
この記事で気になったのは、記者の問い合わせに対しての、
「コオロギ由来の添加物をアミノ酸と表記する可能性はある」
「含合原材料5%以下ならば「その他」と表示することは可能」
「コオロギはアレルギー指定されていないので注意喚起の必要はない」
という消費者庁の見解です。
つまり、消費者側に選択の自由が与えられない状態で、昆虫食を半ば強要されるような可能性があるという事です。
昆虫食を好む人がいるのであれば、それを否定はしません。
ですが、好まない人にもそれを知らないうちに食べさせるようなことはあってはなりません。
◆コオロギにアレルギーの可能性がある
また、日本アレルギー学会指導医の堀向健太氏はYahoo! JAPANの記事にて、
「コオロギは、エビやダニとアレルギー的に重なることが知られています。これは、アレルギーを起こすタンパク質が同じような性質を持っているためで、このように性質が重なっていて症状を起こすことを『交差反応する』といいます」
と解説しています。
つまり、アレルギー食品の指定はされていないものの、アレルギーを起こす可能性が指摘されているのです。
また、これも以前の記事で紹介した通り、
食用昆虫の8割以上から寄生虫が発見され、更にカビ毒などの細菌汚染も酷く、様々な病原体のキャリアであり、人間に深刻な病気を引き起こす可能性がある事が報告されております。
ちなみに、イタリア政府は「コオロギ等が入った小麦粉のピザやパスタへの使用を禁止しており、
同時に昆虫入り小麦粉の取り締まりを目的とした 4つの法令を発表しました。
日本での流れとは全く逆です。
果たして、我々はコオロギを食べざるを得ないのか?
今後の昆虫食の行方に注目したいと思います。