コロナ禍による見えない影響
※6/10追記
コロナ禍が始まって3年目に突入しましたが、緊急事態宣言が解除された後も、外出自粛が引き続き求められ、長期戦の様相を呈しております。
これまでの生活様式から大きく変化したことによる影響は計り知れず、
見えない影響が少しずつ私たちに悪い影響を与えています。
◆免疫力の低下
引き続き外出自粛ムードが続いており、家のこもりがちな状況が続く事による影響は少なからず起きていると考えられます。
朝の光と共に起床する、規則正しい生活リズムを取り戻すことができず、
不規則な生活は、ホルモンの分泌や酵素の働きも乱れ、体調を崩しやすくしています。
食事についても、デリバリーサービスを利用する人が増え、食生活も乱れがちになっています。
◆心の不健康、コミュニケーション力の低下
外出については「買い物くらいしか行かない」という人も多いと思います。
テレビを1日中見ているという人も多く、「もう耐えられない」という声も聞きます。
人間にとって欠かせないのがコミュニケーションです。
自分の思いをきいてもらうことは、カウンセリングを受けているのと同じような効果があるそうで、その機会が失われている昨今においては、ストレスが溜まりがちになり、メンタルの不調によって感染症への抵抗力も弱まると言われています。
さらに、コミュニケーションの機会が失われている事により、
「人とどう接したらよいかわからない」「顔をあわせるのが怖い」、
などという不安を抱く人も増えております。
◆マスクが逆に体と心にダメージを与えている?
感染症からから身を守るためのマスクですが、一方で呼吸の障害となっており、自分が吐いた息がマスク内にたまり、その空気を吸うことになるので、
結果として、多くの人の体が二酸化炭素過多の状態になっています。
加えて、コロナ禍のストレスで自律神経のバランスが乱れがちになり、緊張と興奮状態によって、呼吸が浅くなり、酸欠に陥りやすくなるという悪循環が生まれています。
慢性的な酸欠は片頭痛、不安やイライラ、免疫力低下にもつながる可能性があります。
◆マスク着用の同調圧力は続く
昨日、政府見解として、会話がほとんどなければ必ずしもマスクは必要ないとの発表がありました。
しかしながら、自粛ムードと同様に、マスク着用の同調圧力はむしろ高まる一方で、例え政府通達があったとしても、今後も着用をしないという人はほとんどいないと思われますし、余計にトラブルを助長する事にもなりかねません。
■子供たちへの影響
特に小中学生にとっては大人からの指示がない限り、
マスクを外して生活するというのは容易ではありません。
これまで彼らは、学校や教育委員会からの指示で、
食事中にもマスクをつける事を義務付けられてきました。
周りが付けているからと、マスクを外せない子もいるかもしれません。
また、子供は人が話す時の口の形を見て言語を習得していくものですが、
周囲の大人がマスクをしていると、話している人の口の形が見えないため、言語社会性の発達への影響が危惧されます。
◆自ら招いた結果
とはいえ、これは国から強制されたわけでもなく、
法律で定められているわけでもありません。
いわば我々自身の感染症への恐怖心が招いた結果とも言えます。
これらを改善する為には、まずは自らの意識を変えていく事、
そして自分の身の周りの近しい人達の中に信頼関係を築き、
同じ認識を広めていく必要があるかもしれません。