通電火災を防ぐ為に〜阪神淡路大震災の教訓
阪神淡路大震災から明日で28年。
その際に多くの人々の命を奪った原因として、
意外に多かったのが、地震直後ではなく、数時間後に起きた火災。
その原因である“通電火災”を防ぐのが、
『感震ブレーカー』。
◆感震ブレーカ―とは?
大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがあります。
その後、電気が復旧したときに倒れたストーブなどによる二次災害、
“通電火災”の危険が潜んでいます。
そのような二次災害に備えるのが感震ブレーカーの役割です。
上記メーカーのHPでも数万円するものから、
3千円以下の簡易的なものまで、様々なラインナップがありますが、
感震ブレーカ―の普及率は2016年時点で6%ほどしかありません。
◆地震火災を防ぐために
特に木造住宅密集地においては、感震ブレーカー設置率を2024年度までに25%以上に引き上げる必要があります。
その為にも、まずは、大規模地震時の同時多発火災の危険性や、近年の地震火災の主な要因が電気によるものであることについて、より多くの人々に周知することが大事になります。