片頭痛(偏頭痛)緊張型頭痛なら必ずやってほしい頭痛ダイアリー Dr頭痛専門 2021年4月28日 22:35 片頭痛や緊張型頭痛がいつ起こるかわかれば事前に備える事ができます。片頭痛は以前の動画でも解説しましたが、頭の片側や両側に強い痛みが発作的に脈打つようにズキンズキンした痛みが出て、吐き気を伴うなど生活に支障がでるほどの頭痛が月に2~4回程度起こります。また目に見えるようなキズとは違って頭痛は他の人から見えにくい状態なので痛みで苦しんでいる事を、家族や職場の人に理解してもらいやすくなるように記録を残しておいて、痛くない時に共有する事がとても大切になります。特に痛みとともに吐き気を伴う場合は横になって眠ると改善する場面もあるのですが、頭痛の事を知らない人が見ると一見すると怠けているように見えて理解してもらえない事を体験する方もいらっしゃいますから、事前に周りにわかってもらうために記録を付ける事が大切になります。記録をする方法には頭痛ダイアリーをお勧めしています。お勧めポイントは主に3つあげられます。1、1枚の紙に1か月分が書き込める割に略した記号だけで多くの情報を盛り込めるので傾向と対策を立てやすい特徴があります。2、女性に多い生理や女性ホルモンの影響による頭痛があるのかどうかを記入できる事です。記録を始めた後に実際に起こるパターンをご自分で見つけて対処ができるようになった方が多いのも特徴です3、これも薬の治療の略号を記載しておくことで、薬を毎日飲んでいないか薬の連用による頭痛がないかどうかなど頭痛専門医に診てもらう際にも役立ちます。頭痛専門医であれば「頭痛ダイアリーを持ってきました!」と頭痛外来でお話して下されば、専門医であればどなたでも理解していただけますので安心して使えます。具体的な記入方法です。痛みの程度を3段階の縦線で軽度は1本、中等度は2本、重度は3本といったように縦線をつけます。薬を飲んだなら何を飲んだか略号で書いておきます日常生活への影響がでたのなら3段階の縦線で記入します。日常生活に支障がなければ1本、仕事や家事の効率が半分以下なら2本、何も手につかず横にならないとならないなら3本といった形です。ここのメモの部分には症状のマークと吐き気や前触れ、誘因を記録します。もし脈うつ痛みなら〇の中に「脈」と、重い痛みは「重」と書きます。また吐き気があったら「は」と書いて実際に吐いた時は嘔吐の「吐」を書きます。メモは一日の出来事や前触れ、誘因や痛みの時に気になったことを書いておきます。ご家族や職場の方の理解を得やすくするために記載しておくとどれだけ辛い日が多いのかを共有していただける可能性が高くなりますから是非頭痛学会にアクセスしてみてください。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #頭痛 #生理 #偏頭痛 #片頭痛 #緊張型頭痛 #頭痛治療 #頭痛ダイアリー #頭痛外来 #頭痛対策 #頭痛の原因 #緊張型頭痛対策 #頭痛吐き気