"いい女"は幸せになれない
世は大SNS時代、どのアプリを開いても
恋愛、結婚に関する話題に溢れている。
「彼が自分に脈ありか調べる方法」
「セフレから本命になるには」
「彼が結婚したくなるのはこんな瞬間」
「結婚できない人の特徴〇選」
何年も前から使いまわされている
手垢まみれのサムネイルだが
気づいたら開いてしまっている人も多いだろう。
どれだけ社会が発達して
生き方の多様性が認められる社会になっても
恋愛や結婚をするという選択肢が
完全に無くなることはたぶんない。
いろんな価値観が混ざり合う中で
それでも"恋愛して幸せに結婚したい"と
願う人に、読んでほしいと願う。
以前、婚活中の女性の投稿を見たことがある。
自分がいい女ではないから、
良い出会いがないのだろうか?
という内容だったが
自分の身の回りの
彼氏がいるor結婚していて幸せそうな女性は
全員が"いい女"のように見えるのだろうか。
もし本当にそう見えているのなら
出会いや結婚を求めるあまり、
人を見る目のフィルターが濁ってしまっている。
一度アイボンでもして目を洗ったほうが良い。
"いい女"の定義は様々だが
男性側の共通認識としては
・謙虚さがあり上品
・部屋の中はいつでも人が呼べるくらい綺麗
・料理や家事がそつなくできる
・夜な夜な飲み歩かない
ざっくりこんなものだろうか。
たしかに、これが全てできる女性は
素敵な"いい女"だ。
きっと結婚したら
全ての男性にウケる"いい奥さん"にもなる。
だが女の私からみると
"窮屈そうで面白みのない女"に思えてしょうがない。
世間が言う"いい女"になれたとして、
本当に幸せになれるだろうか?
例えば
"料理や家事がそつなく出来る"は
男性からすると一緒に生活する上で
大事な事かもしれない。
だからといって
いつでも料理や家事をそつなくこなす女性のことを
男性は最初はありがたがっても
そのうち当たり前だと感じるし、
一人で出来るはずの家事もしなくなる。
既婚の男性陣には心に手を当てて聞いてほしいが、
今もなお昔の一人暮らしの時と同じように
家事をこなしている人は何人いるのだろうか?
謙虚でいることだって、
世の中的には美徳とされているが
恋愛や結婚においてはそこまで重要では無い。
心の奥底から謙虚さを持ち合わせている人であっても、
それを表に出して謙虚さを人に評価されようとするのは
シンプルに舐められるだけなのでやめた方が良い。
特に男性に対して謙虚でいると
本当に都合よく使われてしまう。
結局は女性ばかりが消耗する関係になる。
そんなのは相手をモラハラ男にするだけだ。
ただ単に出会って結婚したいだけなら
頑張って"いい女"でいればいいが
『幸せな恋愛・結婚』がしたいのであれば
そんなものに縛られる必要はない。
女の魅力はそんなもので測れないからだ。
逆にいい女をやめると
モラハラ気質の男性や彼女や奥さんを"自分のママ"扱いする精神が自立していないアカチャン男性が
寄って来なくなるので、精神衛生上とても良い。
ゴキブリホイホイ的に
そういう男ばかりが寄ってくる女性には
特におすすめである。
掃除や洗濯なんて
健康に生きていけるぐらいのレベルでやればいいし
洗い物をほったらかして一日中好きなコンテンツを
見ていてもいい。
食事を作りたくないなら作らなくていいし、
ストレスが溜まったら夜中まで
飲みに行ってしまえばいい。
独身であろうが彼氏がいようが結婚していようが
とにかく好き勝手やればいい。
大事なのは
人のために自分を押し殺して
求められる像に近づこうとしないことだ。
いい女はいつも
彼のため、家族のため、と
自分に言い聞かして相手に尽くすが
次第にそれが相手への不満へ変わる。
そうやって尽くしてきたいい女ほど
飽きられ、捨てられるケースを山ほど知っている。
こういう女性ほど
『私はこんなに努力してるのに!』と嘆くが
自分を押し殺して相手のために尽くすことを
『努力』とは呼ばない。
それは自分が相手に好かれたいがためのエゴだ。
私たち女は皆
『好き勝手自由に生きても愛される』ことを
忘れてはいけない。
そんな男性いない!と思うのなら、
まだまだ"ゴキブリホイホイ的いい女思考"が
残っている証拠なのでもっと修行が必要だろう。
私も過去にその思考があった。だから分かる。
これを学んだ過去の恋愛についても
いつか振り返って描いてみようかと思う。