見出し画像

自分はなぜキャバクラに行かなかったのか🍷

寝屋川市は週末になると左翼系の政治運動がよく行われております。
かと言って彼らは決して多数派ではなく、高齢者しかいないところは日本共産党の支持者層とよく重なります。

日本共産党の支持者も高齢化しており、労働者の為の政党なのに現役世代がいないという矛盾があるのですが、関東在住時代に何故彼らの支持者が増えないかというというのは、よく知っていたのです。

なぜ左翼系の政党やその関連団体が支持されないかっていうのは、決して政治思想の部分に問題があるわけではありません。
政治思想云々以前の問題として一般人(パンピー)は彼らと話をしたくないんです。
ならなぜ一般人(パンピー)は左翼系の人と会話をしたくないかと言うと、彼らは真面目過ぎるんですね。
言ってしまうと左翼系の人とは娯楽の話ができないのです。

酒、ギャンブル、オンナ、オトコ、芸能スキャンダルやファッション、コスメなど、この手の話題は全くと言って良いほどできないでしょう。
彼らもまた世俗的なことを嫌っているため一般人(パンピー)からすれば言葉を交わしたくないのです。

その一方で、真面目過ぎるがために学問的な話や宗教的な話(特に文系的な話)はできるでしょう。
例えば神はいるのかとか、人間同士はなぜ憎み合い、殺し合うのかとか、或いは「殺したいと殺そうの/死にたいと死のうの違いは何か」とか、そういう話ならできると思います。

こんなことを考えている間にふと「そういや私はなぜキャバクラに行かなかったんだろうか」などと言うことが浮かびました。
もちろん、端的に言って私がキャバクラに行かなかったのは、その業界に対する偏見があるからです。
が、仮に偏見を抜きにしても、自分がキャバクラで会話をできる光景が全く浮かばないのです。
今回はそれを掘り下げてみます。


🍺そもそも酒を飲まない

まず私は酒を飲まないんですよね。
大人の世界ではだいたいどんな会社に行っても「酒は飲めるか」は訊かれます。
「飲めない」と答えると二言目に「全く飲めないのか」と必ず続きますね。
それくらい「酒は人間関係の潤滑油」なのです。

ちなみに私の家系は下戸ではありません。
母は比較的酒好きですし、実父方の祖父はアルコール中毒、肝硬変で亡くなっていると聞いてます。母方の祖父は焼酎好きで、私の知る限り下戸は祖母の遺伝をよく受け継いだ母方の叔父のみです。

ですので私自身も決して下戸では無いと思います。
ですがお酒は飲まないのですよ。だいたいからして美味しいとは思いませんし、実父方にしろ母方にしろ、酒が絡むと碌なことになってないですね。
そういう意味で、私は酒を飲み物ではなく麻薬や凶器の類と認識しているのです。
なので付き合いでも最初の(社交辞令的な)一杯以外は絶対に飲まないし、飲まないと決めているのですよ。
これを酒好きな人に言うと冷ややかな目線を受けますけどね。

💰金を払ってキャバ嬢に気を遣うことに…

キャバクラと言うのは広義に見ればお酒の席です。
これに関しては会社の飲み会と大きくは変わらないと思います。
ということは話すネタの内容もお酒の席で通じる内容にする必要があるのです。

言っては何ですが、会社の飲み会で話すネタに困る人はキャバクラに言っても話すネタがありません
こうなると「金を払ってるのにキャバ嬢に気を遣うことになってしまう」んですね。
「金を払ってキャバ嬢に気を遣う」と言うのは最近のキャバクラ離れの理由としても挙がっているようです。
恋愛経験のない人がキャバクラに行くのはかえって苦痛かもしれません。

🍂承認欲求は満たせど虚無感は埋めれず

キャバクラ通いにしろホスト通いにしろ、そこに通うのは「承認欲求を満たすため」なのでしょう。
そういう店に行く客が何の話をしてるのかは存じませんが、まぁ自慢話や愚痴などを言って承認欲求を満たすために行くところなのでしょう。

しかし、いざ自分がホステスさんを前にした場面を浮かべると、一体何を話せば良いのか全く浮かびませんね。
「コイツに何を話せば良いんだ・・・」と苦慮しながら上辺だけの会話を続けて「こんなことの為に〇万円も使ってるのか」と不安に苛まれるのです。

キャバクラやホストと言うのは、こういう感情の人が向いてるんです。
「褒めて褒めて私を褒めてぇ🥺」と思う人。
承認欲求が満たされることで心がスカっとする人はキャバクラやホスト通いも楽しいんですよ。そして、きっと平成初期まではそんな大人が多かった。

ただ、私個人に関しては承認欲求より虚無感を抱えて生きていますね。
関東にいた時とは違い、今は政治運動とも距離を置いてしまいました。

収入は上がったはずなのに、会社と家の往復しかしなくなった今の自分が前の自分より情けなく感じていることが多いです。

同年代の既婚者が多い職場に変わったことで「大人になるとは何か」と言う問いに苛まれるようになりました。

人間はなぜ憎み合い、差別し合い、殺し合うのかとか、神はなぜ人間をそのようにお造りになったのかとか私の悩みは結局いつもここに行きつきます。

ただ、キャバ嬢目線で見た時にこんな悩みをぶつけられるのはキモいんですね。
そう、酒の席で話すネタがないわけです。
金払って結局互いに不快な思いしかしないんですから、当然キャバクラなんて行くわけがない。
海でも見ながら独り思案に耽る方が遥かに有意義なわけですね。

内灘海岸の夕焼け

本来お酒はストレスを発散するために飲むはずなのに酒によって更にストレスが溜まるという、そういうものになります。当然キャバクラなんて行かないわけです。
同じお金を払うなら、特急列車で出掛けて海でも見に行った方が良い。

尤も、これは私個人がキャバクラに行かない理由であって、他の人はどんななのかはわかりません。

ただ最近は「若者の居酒屋離れ」なんてのも言われてたりします。
居酒屋もキャバクラも広義には「お酒の席」と言う点は変わらず、騒ぎながら飲むという点は共通しています。
全体的にお酒に魅力を感じる人自体が減っているとも言えますし、確かにグラフで見る酒の市場そのものが縮小傾向にあります。

酒税課税移出数量の推移(日本政策投資銀行より)

お酒の市場そのものが縮小なので、お酒の席の市場も当然縮小しますよね。
まぁお酒の席は意外とストレスが強いので、金払ってストレス溜めるくらいなら行かなくなりますよ、ホント。

いいなと思ったら応援しよう!

センチュリー・大橋
ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。

この記事が参加している募集