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ガンダムというMSは本当に偉大な機体だと思う件
ジオニストの私としては連邦軍の勝利など嬉しくはないのですが、それはそれとして全モビルスーツの中でも結構好きな機体はガンダムmkーⅡです。
どこか貫禄のあるフォルムで、ガンダムでありながら主役ではないというところに魅力を感じます。
それはさておき、なぜ連邦軍がジオンに勝てたかと言うことを兵器面のみで考えた時、やはり連邦軍のモビルスーツは全般的に優れているなと考えさせられます。
ギレンの野望ジオンの系譜でジオン公国と新生ジオンでプレイした時も、敵の技術を盗みながら中盤以降はガンダムやガンダムmkーⅡを主軸にして戦いました。
ジオンのモビルスーツでも優れた機体はあるのですが、全般的に連邦のモビルスーツの方が優れているわけです。
ジオンが連邦軍に負けた要因と言うのは何といっても国力差がありすぎることやジオン側の権力争いにも要因はありますが、フィジカル面でも結構劣ったところがあります。
⚙モビルスーツ操縦技術の標準化
ゲームでプレイする場合において操縦が楽しいのは、どちらかっていうとジオンやクロスボーン等の、敵側モビルスーツです。
色々な武装が楽しめますんで、コントローラーで操作するモビルスーツとしてはジオンやクロスボーンの方が楽しいわけです。
ところが、現実の戦場でモビルスーツが存在した場合、それでは操縦技術の標準化が難しいという難点があります。
例えばビグロとグラブロで操舵性は同じなのかって言う話なんですね。
ビグロとグラブロはある程度形は似ていますが、ビグロは宇宙専用、グラブロは水中専用と言う違いがあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1707010241235-RgUi3b5AjJ.jpg?width=1200)
アームの位置もビグロとグラブロで異なります。
ビグロは基本的に前に突き出していますが、グラブロは後ろです。
ビグロはメガ粒子砲が主軸ですが、グラブロは実弾が主軸です。
また、ザク、グフ、ドム、ギャン、ゲルググ、ケンプファーと見ていっても、接近戦用武器がバラバラです。
いずれのモビルスーツも「基本的な操縦方法は同じ」でも「細かい仕様が結構違う」んじゃないかなと思います。
一方、連邦軍のモビルスーツはビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンは概ねガンダム/ジム共に共通しており、ジムを操縦できるパイロットはガンダムにもすぐ適応できるわけです。
これは後年のジェガン、ジェムズガンにも引き継がれており、基本的に「標準化」の発想に基いて開発・生産されているわけです。
まぁ負の側面を言うと、連邦軍の方がモビルスーツの仕組み面でも徴兵は簡単です。
兵器の質を標準化するというのは兵士の質も標準化しやすいため、徴兵した人間を短期間の訓練で実践投入しやすいというメリットもあります。
🛡ゲルググの投入が遅すぎた…
フィジカル面で見た場合のジオンの辛いところは、ゲルググの投入が遅すぎたことにもありますね。
ゲルググの投入は1年戦争終盤です。
ゲームなんかだとビーム・ナギナタは凄く使いやすくて、ガンダムにも引けを取らない活躍をさせることができます。
所謂ゲルググを主軸とした兵器標準化が早くにできていれば、まぁジオンにも勝ち目はあったかもしれません。
ただゲルググの登場は遅きに失した感がありますね。
一見するとドムでも良かったように思いますが、ドムは地上用、リックドムは宇宙用で完全に用途が分かれてしまいます。
ホバー走行は地球(特に砂漠)では強いですが、では宇宙でリックドムが他の機体と比べて優れているかっていうと、そうでもない。
この点、早くから標準化志向で進めてきた連邦がジオンに勝つのは、当然っちゃ当然な気がします。
🏢現実社会でも標準化は勝利の必須要件
個々のパイロットで見れば、ジオンには優秀なパイロットが多くいます。
黒い三連星、青い巨星、赤い彗星の他、フラナガン機関のニュータイプなど優れたパイロットはジオンに多いものです。
勿論アムロ・レイというスーパーエースが連邦にいたのはジオンにとって不幸ですが、しかしアムロ・レイ一人で決定的に戦局がひっくり返ったわけでは無いと思います。
やはり戦局全体で見ますと、連邦軍で活躍したのはジムであり、ガンダムやジムはどちらかと言えば「1人のエースパイロットに依拠せずとも戦争できる」がベースにあると思います(実際問題として連邦軍には特定パイロットの専用機は多く無い)
現実のビジネスでも如何に業務を標準化できるかって言うのは、組織の存亡に関わってくると思います。
「誰がやっても一定の品質を確保できる」という体制を作れるかどうかが企業としての肝であって、それは製造も営業も他の職種も基本は同じです。
あくまでモビルスーツと言う一面だけを見ましたが、何かと専用機が多いジオンに対して、ビームライフル、ビームサーベル、頭部バルカンと言う「標準化が進んだモビルスーツ」としてのガンダム、ジムは連邦軍の長き安定には繋がってるんじゃないかなと思います。
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