見出し画像

手取り13万の貴方が転職しないことも日本の賃金が上がらない原因の1つです💱

安倍晋三の存命時から異次元緩和は出口戦略をどこにするのかということが問題視されていたのですが、未だ金融緩和を止めることはなく、円を市場に供給し続けています。
それにより円安が進み、輸入品は高くなる中、1ドル150円が眼前に迫ってまいりました。
この先、間違いなく民主党政権時の1ドル89円時代より遥かに厳しい冬がやってきます。
円安に伴って賃金も上昇しているならともかく、賃金上昇はしていない為、円高に比べて円安は苦しむことになる国民は多くなるわけです。

消費税を始め、社会保険料も上がっています。川崎では時給1330円で働いていたのですが、恐らくその時から会社を変えていなければ、私は茹でガエルになっていたでしょう。

日本の賃金が上がらない要因は大雑把に言って2つあります。
❶日本人は社会を変えたがらないと言うこと
❷日本人は会社を変えたがらないと言うこと
かなり大雑把に言って、この2点が日本の賃金上昇を阻む主な要因です。
恐らく、仮に消費税が100%になっても日本で暴動が起こることは無いでしょう。代わりに餓死と自殺に無敵の人は増えますが。
疫病禍で自殺は増加していますが、要は〖泥臭い社会を変える運動をするくらいなら死んだ方がマシ〗と考えるのが日本人の気質とも言えます。
〚自殺してでも他者(社会)との衝突を避ける〛というところでしょうか。
また、無敵の人のヤバい要素も目的が〖略奪すること〗ではなく〖死刑になること(自殺するのは怖いから他人にトドメを刺して貰うこと)〗なので、略奪犯よりある意味で深刻とも言えます。

こうした中で、手取り13万円問題を解決する方法は「転職しかない」ということを前回の記事で述べました。

「会社を変える」という言葉には2つの意味合いがあって、1つは〚会社の体質を変える〛ということです。これは一重に会社と戦うという選択です。
ただ労組が弱体化し、日本人が他者との衝突を避けるため、会社と戦った経験のある人と言うのは、そう多くは無いでしょう。

そしてもう1つが所属会社を変えるってことです。
転職ですね。これは何も「会社と戦う必要はない」という点で、現状選べる賃上げ手段としては一番現実的な手段になります。

🏢不満があっても会社を辞めない日本人

日本と西洋諸国の賃金を聴いてしまうと、同一就労でも西洋の賃金が高くてよく話題になりますね。
なぜ彼らの賃金が高いかって言えば、アメリカにはアメリカの、ヨーロッパにはヨーロッパの事情がありますが、アメリカの賃金の高さは転職によって賃金を上げていくという感じでやっています。雇用の流動性という奴です。

一方、日本人の場合、不満があっても辞めないです。賃金が低くても意外に辞めないので、企業側もわざわざ賃上げする必要が無いんですよね。
これが100人、1000人というレベルではなく、何万、何十万もの人が「不満があっても転職しない」と来ているので当然、賃金は上がりません。

📖出世や転職を考えない人はスキルも身に付かず

今はわかりませんが、マクドナルドは「ウチで働けばこんなスキルが身に付くよ」的なことをアピールしていた時期があったんです。

恐らくですが、マクドナルドもアルバイターが「卒業する」ことを念頭に置いて働き手を確保するに当たって「どうせいつか卒業するならウチでこんなスキルを身に付けてかない?」的な意図もあったんではないかと思います。

勿論マクドナルドのアルバイターもそれぞれ多様な立場があり、必ずしもスキル習得を目的とした人間は多数派では無いと思いますが、卒業する前提で「他の会社でも通用するスキル」を身に付けられることを就労するメリットとして挙げていたということですね。

〖会社や政治(社会)と戦わずして賃金を上げる方法〗は平たく言うと出世するか転職するかしかありません
そして、どちらを取るにしても必ず必要になるのはスキル(技能)です。
出世に関しては運や社内政治力の要素も絡みますが、転職に関してはある程度は自分の意思で何とかすることはできます。
実際問題として、転職を考えていた方がスキルを身に付けるモチベーションは上がると思いますよ。実際に転職するかしないかは別として。
「会社に居座ることが目的化」してしまうと、どうしてもスキルを身に付けることに意欲が湧かなくなってくると思います。意外とそういう日本人は多いと思うので、それは賃金が上がらない要因にもなりますね。

📰「転職は1人でやってはいけない」は本当です

時々「転職は1人でやってはいけない」という言葉を聞いたことがありませんか?
これは本当です。
特に30歳以降の転職は本当に1人でやってはいけません
私は関東から関西に転職するに当たり、リクルートエージェントを利用しました。
リクルートエージェントは初回の面談から3ヶ月だけがサポート期限の為、じっくり考えて転職したい人には向かないのですが、本当に年収が大幅アップしました。

さて、なぜ転職は1人でやってはいけないのでしょうか?
それは自己評価を正確に行うのは難しいからです。
自己評価は過大にならないようにすることに重きが置かれている気がしないでもないですが、一方で手取り15万円以下しか貰ったことがないような人の自己評価は過少なものになりがちです。

頭では「もっと良い給料が欲しい」と思っていても、身体は給料の安い求人に応募してしまうんですね。低賃金で生活し続けるうちに自己評価が手取り13万円の人になってしまっているわけです。
手取り13万円から脱却するのに必要なのは他己評価を得ることです。
そのため、キチンとキャリアを文字化して、働きたい地域でどの程度の年収が適正かをエージェントに評価して貰った方が良いと思います。

世の中全体を探しても、自分を正確に評価できる人間は1%もいないでしょう。だからこそ転職活動は1人でやってはいけないわけです。
何より、エージェントは成功報酬型とは言え、やはりハロワと比べるとエージェントを利用する企業は、採用への本気度がそれ相当には高いです。
なので「今すぐ転職は考えてないけど本当はもっとマシな給料が欲しい」と思う人は、取り合えずエージェントのスカウトサービスだけでも利用すると良いでしょう。

恐らく日本人は消費税が100%になったとしても1ドル300円になったとしても、社会を変えようという動きは起こらないでしょう。
一方、転職は自分の意思で出来ることです。
もはや年内に1ドル170円になっても不思議ではありません。
手取り13万円のまま茹でガエルになるのか、それとも転職をして少しでもマシま給与の会社へ移るのか。それは自分自身で決めて下さい。

この記事が参加している募集

ご一読ありがとうございます。お読みいただいた記事がもし無料、あるいは価格以上の価値があると思ったら、フォローならびに、サポートいただけますと幸いです。