結局仕事も[型]から入らないと成果は出せない
りりちゃんマニュアルを書いた本人は御用となりましたが、この騒動に関してはビジネス的視点で見ると、学ぶべきことは多くあり、実はカタギの営業職に於いても流用できる要素はあります。
人手不足の割に賃金が上がらない日本ですが、その理由としては労働生産性(売上や利益を稼ぐ力)が上がらないからと言うことが言えるでしょう。
取り分け中小企業の生産性が上がらないことが生産性の上がらない要因となっています。
この「中小企業の生産性が上がらない」というところなのですが、日本は世界的に見ても中小企業大国であり、99.7%が中小企業です。
中小企業の労働生産性は大企業の半分以下であることがわかっており、一部の突出した企業を除いては生産性が低く、それが賃金の低さにも直結しております。
中小企業の生産性が上がらない要因は多岐に渡り、複合的に絡みあっておりますので、一概に「コレを改善すれば良し!」と言える決め手はないのですが、昭和時代から長く続いている会社の多くが現状維持志向であり、業務改革が進まないことが大きなポイントです。
👓売れる営業マンの手法を見える化する
これは前々職の話ですが、営業部が営業手法の標準化について検討していたのです。
ちなみに最も業務標準化について話し合わないといけないカスタマーサポートの部署では終ぞ標準化の話題が上がることはありませんでした。
最も業務標準化をしないといけないカスタマーサポートで標準化が進まないので、それはもう問合せ効率は上がりません。
ところで営業手法を標準化することで、成果が大きくなることを示したのが「りりちゃんマニュアル」というものです。
そのマニュアルは「おぢ」からお金を頂くための狩場やターゲットの選定方法からアフターケアの仕方まで詳細に記載されておりました。
何せ教材を売ってた本人が現役で頂き女子をやっていたものでしたから、非常に再現性が高かったのです(詐欺に騙されないようにする意味でも一読は推奨です)
マニュアルとは謂わば「型」であり、格闘技にも型があり、スキーでも「怪我をしない転び方」から学ぶように、仕事にも「型」があるわけです。
〚頂き女子〛の頂きが成功するためには言うまでもなく営業力が必要です。
パパ活自体は比較的新しい売春の形態とは言え、援助交際自体は昔からあった売春手法なので「営業力が必要である」という一点に於いては、殆ど変わりないと思うんですよね。
ただ、本格的に〚型〛として落とし込んだケースというのは、りりちゃんマニュアルが初めてではないかと思います。
りりちゃんマニュアルを読むことで「売春における顧客視点とはこういうものだ」ということを理解しやすくなるのです。
頂ける対象となる「おぢのセグメント化」をしっかりやっており、業務用のマニュアルとしては、ほぼほぼ完璧です。
パパ活における営業手法が詳細に見える化されたのですから、当然成果を出しやすくなるのです。
数学の世界には基本となる〚公式〛がございます。
統計学には各記号に意味がありまして、平方和はS、分散はⅤで総計を意味するような記号に∑があるのです。
この記号を覚えた上で確率分析、記述統計、推測統計の公式があります。
プログラミングにも基本の型があって、変数や定数、条件分岐と繰り返しがプログラミングの基本です。
零細企業では未だに「見て盗め」という教育をやっている企業があります。
このやり方では会社というのは一向に成長できません。
「仕事は数学とは違う!」と怒られそうですが、やはり仕事も同じで「基本の型」があって「発展」なんですね。
〚いただき女子りりちゃんマニュアル〛は業務標準化のマニュアルとして非常に良くできています。
業務標準化とはすなわち「一部のエースに頼らず仕事ができるようにするための基本の型を示したもの」でもあります。
「パパ活の基本の型」が、りりちゃんマニュアルには集約されているわけです。
結局、仕事で成果を出すためには「基本の型」が必要で、体質の古い企業でよくある「見て盗め」では、一向に人材というのは育たないのであります。