底辺の職業ランキングの記事が何故炎上しているのかよくわからない
会社に出勤する前に見かけた炎上事件で「底辺の職業ランキング」なんてものがあったんで、何かと思って元記事のスクショを見たら、なんでこんなので炎上してるのかよくわかりませんでした。
元記事が削除されてるとのことで、長いスクショを貼りますが、読み返してみても「じゃぁみんなホンネはどうなのよ?」って感覚しか湧かないんですね。
💱社会に必要な職業ではあるのだけど…
スクショだけで滅茶苦茶長くなりました。
どうも「企業としてこんなことを書くことに問題がある」ということが炎上の理由らしいですが、じゃあ「個人として書けば問題ないのか」ということになる。
で、主にデメリットの①と②ところが真っ先に目の行くところになりますけど、申し訳ないけど私から見るととても良心的な記事に見えるんですね。
確かに底辺職とされている①~⑪って「社会にいないと回らない仕事」なのですが、全体的に非正規雇用の長時間労働な仕事が多いんですよね。
そして給料が安いです。
特に介護職の現状は「キャリアの墓場」となっており、他に就職先が無い年齢の人が多くなっているのが介護の現在です。ヘルパー派遣の中には暴力団企業がありますし、横浜市だけで1470も介護「事業者」が存在していることも、低賃金に拍車をかけています。
なお、私は「社会に必要な職業」からコールセンターを省きました。
実際、コールセンターという職業は無くなっても社会は回ります。
既にWEB化が進んだ今となっては、コールセンターに問い合わせるような内容の9割はググれば解決する時代になりました。これはコールセンターで7年働いた身からして「こんなんググれば30秒でわかるだろ」と思いながら働いてきたので、コールセンターはもう必要な時代では無いと思います。
💸大都市での婚活現場じゃ女性に見下されると思いますよ
デメリットの①と②は本当に「その通り」としか言いようが無くて、もし男性が底辺職とされた①~⑫の職業に就いていた場合は婚活で確実に女性から見下されます。
婚活市場と言うのは優生主義によって回るもので、かつ主導権って女性にあるんですね。
昔、読売テレビの県民SHOWで「京都の人は口とお腹が一致しない」と言ってた大阪のオバちゃんがいましたが、でも婚活現場では流石の大阪女性でも「なんや底辺職や無いか」とは言えないでしょう。でも心では「あんたは違うんや、わかるやろ?」と考えてます。
実際問題としては、上記に挙がった職業の多くは男性の場合結婚相談所への登録すらができないでしょう。
地域による結婚相談所へ登録するために必要な男性の年収の下限に差があるかはわかりませんが、基本的に下限は400万からと言われてます。
まして使われてる言葉に「就活生くん」という単語があります。
これ即ち「(主に男性の)新卒をターゲットにしてる記事」ということがわかります。
新卒カードは一生に一度しか使えない大事なカードなので、口が裂けても①~⑫をオススメする記事なんか書けないです。
まぁ何故かIT土方(SES)が入ってませんが、現実として「そういう社会が存在している」以上、企業としてそういう記事を書いたからと言って大炎上するのがよくわからんのですよね。
こういうのもなんですが、日本人はそういう社会を変えようと努力をしてこなかったでしょ?
そういう社会を変えようと努力している人を嘲笑する人なら沢山見ますけども。
少なくとも現状の社会的な仕組みが維持がされる以上は上記の①~⑫が底辺職と言う社会的認知は変わらないです。
少なくとも多くの日本人はその社会の枠組みを変えようと努力してこなかった認識なので、底辺職業ランキングの記事を叩く情熱があるなら、政治の枠組みを変えていった方が「皆が生きやすい社会になるんじゃないの?」とは思うんですけどね。
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