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第3章【1】入学式
注)写真は私がアフリカで働いていた時に撮影したものです。たっくさんあるので、毎回公開しています。大人のための識字教室で学ぶ大人たち。学びにくる人は圧倒的に女性が多かった。青空教室です。アフリカの国では、識字率が低い国はまだまだたくさん有ります。(撮影:いちあ)
いよいよ、第3章、ここからは大学に入ってからのお話です!!
4月1日、入学式。
18歳の学生なら、みんな楽しみに出かけるのだろうけれど、そんな時代をすぎた私には、事務的なことは面倒くさくてしょうがなかった。
でも、入学式のあとに、学生証の配布や、履修登録の説明会があるので、絶対に行かなくてはならない。
ほとんど平服ででかけた大学。少し遅れて着いたので、人の波に乗れず、まだ広いキャンパス内のどれが入学式の建物なのかわからず、そばを歩いていた、案内の方らしき人に、入学式会場はどこか尋ねた。すると、
『保護者の方ですか?会場は、、、』
と、大学1日目から保護者に間違われ、、、
そりゃあ18歳には見えませんよね。。。
予測してたから大丈夫ですけど、初日から言われると、ちょっと萎える。
気をとりなおし、会場へ。すでに式は始まっていて、学長だかの式辞を述べられているところだった。
会場はほぼ満員。
みんな、若い。。。。(あたりまえ)
式辞が何人か終わったあと、4年生の作曲コースの方が新入生歓迎のことばを述べられたのだが、よく覚えているのは、
『4年間はあっという間です。いろんなことを自分からチャレンジしないと、そのまま流されてしまいます。私は自分が作曲した曲を持ち込んでxxxで演奏してもらうという経験をつみ。。。。』という言葉だった。
そうだ、4年なんてあっという間なのだ。
高い授業料を払っているのだから、もとをとらねば。最大限の授業をとって、学ばなくては。チェロ、うまくならなくては。そんなことを考えていた。
そのあと、大学のオーケストラが、エルガーの威風堂々を演奏し、確か、バレエコースの方が踊っていた。
いよいよ大学生活がはじまるんだな、とかなりすでに緊張していたのだが、なぜそんなに緊張しているかというと、その式の後、いよいよ、同級生となる弦楽器コースのみんなと初顔あわせになる、コース別説明会があったからである。
同級生、私が18歳なら、会えるのが楽しみなはずなのだが、心配だったのは、このトシの私が、本当にみんなに受け入れてもらえるのだろうか?
で、友達なんて、できるのかしら?みんな、どんな反応をするのだろう?ということだ。
なんだか気が重いわ、と思いながら、まわりの18歳の人たちが楽しそうに歓談するわきをはやあしで、コース説明会のある教室へ向かった。
次回は初の顔合わせです!
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