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養育里親について考える

何が最初のきっかけだったのか、全く覚えていないのだけど、
「いつか子育てが落ち着いて余裕ができたら、里親をやってみるのも良いかもしれないな~」と、漠然と思っていた。

もともと、困っている人を助けたい!とか、誰かの役に立ちたい!とか
そういう事を考えるタイプの人ではなかったのだけれど。

今年の春、18歳になった長男が巣立って行った。
小さいころから大好きだった世界で仕事を得て、
実家から通うと片道2時間かかるのが勿体ないとアパートを借り、
カツカツながら自分で稼いだお金で生活するようになった。

まだ我が家には高校生と小学生がいるので、暮らしに大きな変化は無いけれど、
部屋が1つ余り、洗濯物の量が減り、お米の減りが遅くなり、大きな鍋や炊飯器を持て余すことが増え…。
(片道2時間・片道1000円の息子もちょくちょく帰ってくるけど。)
朝起こしたり、片付けなさいと叱ったり、学校の書類を忘れないように出したり、帰りが遅いとか成績が大丈夫かとか心配したり、
心のメモリを消費するような、ちょっとした事もぐっと少なくなった。

そして、早くに結婚・出産していたので、
まだこれから第一子誕生でも珍しくないぐらいの年齢で、夫婦2人とも健康だということ。

今、我が家に余っている、空間や手や目や心の余裕を、
誰かが必要としていて、使ってくれることで誰かの役に立つなら、
それはとっても素敵なことじゃないかな?と。


夫を誘って里親説明会に参加してみて、
児童相談所・フォスタリング機関の方と面談をして、
来月は座学の研修を受ける予定。

まだどうなるかは分からない。
研修に参加して「私には無理だ!!!」ってなるかもしれない。
「この人達には里子を預けられません!」と判断されるかもしれない。

身近に養育里親をされている方が一人もいないし、
今の段階で、ママ友に気軽に相談するのも何か違う気がするし、
しばらくモヤモヤするのかもしれないなぁ。

10月は「里親月間」ということで書いてみた。

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