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ドイツ語バロックオペラ: Keiser Reinhard/カイザー【Fredegunda/フレデグンダ】 ●1715●CTなし●美しい伊語アリアLasciami piangere
まず百聞は一見にしかずで
聞いているだけで、結構ワクワクして楽しめる。たかなる感情が渋滞してる感じ。ただ、レチタティーヴォはドイツ語だけど、アリアの中にはイタリア語のものがある。例えば、以下の知る人ぞ知るイタリア語のアリアはこのオペラから
Lasciami piangere (Keiser) Joyce DiDonato
配役
Dora Pavlikova (Fredegunda)
Bianca Koch (Galsuinde)
Katja Stuber (Bazina)
Tobias Haaks (Landerich)
Tomo Matsubara/松原友 (Hermenegild)
Michael Kranebitter (Sigibert)
Tomi Wendt (Chilperich)
Munich Neue Hofkapelle, orchestra
Christoph Hammer, conductor
フレデグンダ…ドラ・パヴリコーヴァ(S)
ガルズインデ…ビアンカ・コシュ(S)
バジーナ…カーチャ・ストゥーバー(S)
キルペリヒ…トミ・ヴェント(Br)
ジギベルト…ミヒャエル・クラネビッター(Br)
ヘルメネギルト…松原友(T)
ランデリヒ…トビアス・ハーク(T)
ミュンヘン・ノイエ・ホーフカペレ
クリストフ・ハンマー(指揮)
大阪出身のバリトン(この公演時にはテノールに転向)、松原友が出演したことで一躍脚光を浴びた、オペラ「フレデグンダ」です。ヘンデル、テレマンと同時代のカイザーは、100を超えるオペラを作曲しましたが、そのほとんどは現在では耳にする機会がありません。しかし当時ではこの「フレデグンダ」は最も知られていた作品でした。1715年に初演されたこの作品は、6世紀のフランク族の王キルペリヒとその情婦フレデグンダの陰謀と策略の物語。熱愛する恋人がいるにも関わらず、王と結婚することにより王妃の座を狙うフレデグンダ。はたして彼女の運命は?(ナクソス)
CDの解説
ヘンデルやテレマンと同等と見なされていたラインハルト・カイザーは、100を超えるオペラを作曲しました。その中でも、1715年にハンブルクの有名なゲンズマルクト劇場で初演された**『フレデグンダ』**は、彼の最も人気のある作品の一つです。
このオペラは、6世紀のフランク王国の王、キルペリクと、彼の野心的な愛人フレデグンダとの政治的に不安定な関係を描いています。フレデグンダは魔法を使ってでも王妃になろうとしますが、キルペリクはガルスインデ姫と婚約しており、さらにフレデグンダはラングリックとも密かに関係を持っています。
この重要で魅力的なドイツ・バロックオペラは、豊かな旋律としばしば見事なオーケストレーションに満ちています。
「カイザーはハンブルクで活躍しており、このオペラは当時イタリアやフランス、イングランド以外で何が行われていたのかを垣間見ることができます。彼はシリアスな場面とコミカルな場面を混ぜ合わせ、オペラ・セリアやリュリやラモーのフランス悲劇的オペラとは全く異なるものを作り出しています。アリアは短く、味わい深いものが多く…オーケストレーションは鮮やかで力強いです。」(『クラシックス・トゥデイ』の以前のリリースに対する評価)
詳細な説明・歌詞カード
https://www.naxos.com/sharedfiles/PDF/8.660231-32_sungtext.pdf