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時間を細切れにしないでマルチタスクの仕事をしない

時間の組み立て方についても、内向型人間の
大原則は、まとまった時間を確保してから仕事に
取りかかることです。


とはいえ多くのビジネス書には、「時間を細分化
せよ。そのほうが集中できて効率が上がる」と
いうように正反対のことが言われています。


“25分の仕事プラス5分の休憩”というサイクルを
繰り返す「ポモドーロ・テクニック」もすっかり
浸透しているように思えます。


ところが、それは内向型人間には有効では
ありません。


内向型人間は、短い時間にさっと仕事を始められる
外交型人間に少なからず憧れてしまうかも
しれません。


しかし内向型人間は、一度エンジンがかかれば、
外交型人間に劣らないスピードで質の高い仕事が
できます。


仕事の配分の仕方だけではなく、タスクの配分の
仕方にも注意が必要です。


たとえばA・B・Cという3つのタスクがあり、
それらを終えなければならないとします。


ご存知のとおり、現在のビジネス界での流行は
マルチタスク。A→B→C→A→B…と、時間を細分化
して複数のタスクを同時進行させることが推奨
されています。


しかしこの方法も、外向型の脳を前提にしたもので
あって、内向型人間には不向きです。


内向型人間は、逆を行くべきです。まずAを終える→
次にBを終える→最後にCを終える、というように、
一つひとつの仕事をまとめて、やり終えてから
次の仕事に取り掛かるべきです。


そのほうが、結果的には早く仕事が終わり、質も高い
でしょう。


車に例えるなら、加速には時間がかかるものの、
トップスピードなら誰にも負けないのが内向型人間
だということ。


したがって、細かい加減速でガソリンを消費する
ことは避けるべきです。


参考書籍:『内向型人間だからうまくいく』
(カミノユウキ 著、祥伝社新書』


最後までお読みいただきありがとうございました。


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