現在の双十一（shuāng shí yī）

開始当初、このイベントは11日の1日のみに限定し実施していました。

巨額の売上を記録し、国内外でも盛り上がりを見せる反面、
物流への過度な負担、サーバーダウンなどの通信トラブルなどの問題も注目されるようになりました。

そこで近年、このような問題を解決するために、
淘宝（タオバオ）は、
10月20日ごろから1次予約・11月1日ごろから２次予約といった事前予約受付を開始しました。
そこで登場したのが定金制度です。

定金（dìng jīn）→意味：（名詞）手付金・内金
（※订金と書く場合もあります。発音は同じです）

定金（手付金）を支払うことで、必ず商品を購入できることを約束し、
11日に殺到する注文を軽減することに成功しました。

また、一次予約で定金（手付金）を支払った場合、商品を早めに発送したことで、
物流への負担も軽減されました。


定金（手付金）は商品代の一部を支払い、残りの金額は商品発送時に支払いになるというシステムです。

一次予約や二次予約期に、たくさんの店舗で商品の定金（手付金）を支払った人は、
発送のタイミングで残額をいっきに徴収されてしまいます。
そういう状態の人をからかう・愚弄する意味を指す、「尾款人（wěi kuǎn rén）」という言葉もインターネット上で近年流行しています。

例文：我现在是个尾款人。
款（kuǎn）には、金銭・経費という意味があります
手付金をたくさん支払って商品の発送を待っている状態です。
発送がされた瞬間に残金が一気に引き落とされていきます。