感動できなかった人による 大神絶景版 クリア後感想

つい先ほど大神をクリアし、その勢いで感想を書きます。
口コミで” 感動する！ ”との声が多かったのですが、残念ながら私は感動できず、何かに書き綴りたい気持ちになったので投稿します。
大きなネタバレはありませんがネガティブな感想を含みます。素敵な思い入れがある方は読まないことをおすすめします。

気になった点

腑に落ちなかったストーリー

感動しなかった理由として大きいのが、アマテラスと共に戦う人物達が自分勝手過ぎないか？と終始感じた点。アマテラス以外にもヒミコや龍王などの力に支えられて討伐までの道のりは何とかうまくいっているものの、一部の人物は最終目的や成すべきことを見失って人任せ、最後はいいとこ取りで丸く収まるのは都合が良よぎると全体を通して感じてしまった。あくまで主人公はサポート役ということをわきまえてプレイすればよかったのかも。
もりろん恐怖心や逃げ出したい気持ちからあのような態度を取るのはよくわかる。ただあまりにもアマテラスに感謝してないし、ゲームにいうのは元も子もないが、あまりにも調子が良すぎる。なぜウシワカが最後まで悪役を演じていたのかも理解できなかった。素直に身分を明かして協力を仰ぐのはダメなの？（これは考察不足かもしれません。）
ただ、私なんかも神からしてみればピンチのときだけ祈る都合のいいヤツに見えるのかもしれない。そう思うと、神様目線で如何に人間（私）が自分勝手かを思い知れると言う点で楽しめるゲームです。私がいちばん捻くれているかも。

操作性とカメラワーク

Switchライトでプレイしたのが悪かったのかもしれませんが、画面範囲的に周囲が見渡しにくくバトルがやりにくかったり、筆調べがうまく発動されなかったりで、操作性についてもストレスが溜まる仕様だったのは残念。
また、これは他の方も指摘していますが、けっこう画面酔いします。私の場合は、上に書いた通り、周囲をよく見渡せないためスティックをぐるぐるして視点を変えることが多く、結果として酔ってしまったみたいです。

良かった点

ボリュームと作り込み

初っ端からストーリーの気になる点を挙げましたが、とはいえ、” 感動する ”という口コミを信じやり進めていくと、何気にやめ時を忘れて楽しんでしまう自分もいました。謎解きであまりにも手詰まりになることがなく、かといってあっさり終わり過ぎずで進められたのは良かったです。（ミニゲームや濁流に飲まれる丸太は除く…）
思ったよりボリュームもあって、セール価格以上の価値は感じました。
また、個人的に村人一人ひとりと話したり隅々まで漁るのが好きなので、会話パターンが豊富だったり、フィールドを端から見て木に花を咲かせたりと、細かな要素がたくさんあったのは楽しかったです。

絵が素敵

筆で描いたような独特の線に可愛らしい動物や木々などは個性がありますし、アマテラスが走ると草花が生える様子など、主人公を操作してうろうろし、景色を楽しむことができる点は良かったです。

最後に

購入に悩んで評価を参照した時によく目にした” 感動する ”という言葉にとらわれ過ぎてしまったのがクリア後に拍子抜けした原因なのかなと感じています。評価を知らずにプレイしていたら、泣きこそしないものの、ボリューム満点なゲームだったなぁで終わっていたはず。また、Switchライトではなく大きいモニターでプレイしたほうがより楽しめたのではと思うと、自分の環境のせいも否めません。
何はともあれ、勝手に期待を上げずに純粋にゲームをプレーするのも大事だと学んだ次第です。