マガジンのカバー画像

メルマガ小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略

288
メールマガジン「小泉悠と読む軍事大国ロシアの世界戦略」の中から興味のある記事だけお手軽にどうぞ。毎週一回更新。定期購読はこちらから https://www.mag2.com/m/…
運営しているクリエイター

2022年1月の記事一覧

第162号(2022年1月31日) OSINT新時代 力の論理とわたしたち ほか

【今週のニュース】輸血体制の拡充と集団埋葬規格の改定が意味するもの ほかロシア軍がウクライナ国境付近に輸血用血液を供給? 『ロイター』2022年1月29日   3人の米国当局者の発言としてロイター通信が報じたところによると、ロシア軍はウクライナ国境付近で緊急輸血用血液の供給体制を拡大している。  ロシア軍は戦闘部隊に加えて工兵部隊や補給部隊をウクライナ周辺に集結させており、これが単なるブラフではない可能性を示唆するものとされてきたが、輸血用血液を含む医療体制の整備は懸念を

¥300

第161号(2022年1月24日) 大谷翔平は野球をサッカーに変えるか ほか

【NEW CLIPS】ベラルーシにロシア軍東部軍管区の部隊が続々と展開・ウクライナ国境に近いホメリ(ゴメリ)州レチッツァの駅に到着したロシア軍部隊。近代化改修型のT-80BVMを装備していることから東部軍管区の第64独立自動車化歩兵旅団から抽出されたBTG(大隊戦術グループ)と見られる。 ・こちらはT-72Bを装備した別の部隊。計31両映っており、1個戦車大隊の定数ピッタリであることがわかる。 ・さらに航空宇宙軍のSu-35S戦闘機12機も極東(おそらく第23戦闘機連隊)

¥300

第160号(2022年1月17日) 西側との対話決裂 考えられるオプション ほか

【インサイト】西側との対話決裂 考えられるオプションあけましておめでとうございます、というにはもう年が明けてからだいぶ時間が経ってしまいました。  とはいえ、まだ新年に入ってから2週間少しだというのに、今年ももう随分と盛り沢山な感じです。  カザフスタンにおける突如の騒擾発生とこれに対する集団安全保障条約機構(CSTO)による平和維持部隊の派遣、そしてこの間に起きたトカエフ大統領によるナザルバエフ元大統領排除の動き(と思われるもの)はその第一に数えられるでしょう。第二に、北朝

¥300