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【ワイナリー訪問記】フランスシャンパーニュ④

こんばんは。しゅわTokyoワイン担当mayukuroです🐈‍⬛
24/5にシャンパーニュ旅行をしたので、①②ではランス、③④ではエペルネを紹介します✍️
シャンパーニュ訪問記はこれが最終回です!


シャンパーニュは、パリで1泊→ランスに2泊→パリ に1泊で周りました。ランス2泊のうちの1日目はランス駅周辺、2日目はエペルネ駅周辺〜クラマン〜アヴィーズへ🐾
④ではアヴィーズのJacques Selosse(ジャックセロス)やエペルネのPerrier Jouet(ペリエジュエ)などをご紹介します。


行き方

ランス駅からエペルネ駅までTGV(特急)で行きました。所要30分!✨
エペルネ駅からはタクシーで移動しました。
エペルネ駅に着くとホームが石だらけで靴が白くなりました笑

Lancelot Pienne(ランスロピエンヌ)

畑の説明を受けてから、地下カーヴでステンレスタンク(mlf前後比較、GC、assemblage等)からも木樽からも、スティルワインをたくさん飲ませてもらうレア体験!カーヴ見学後はシャンパーニュテイスティングも🍾

【ワイナリー訪問記】フランスシャンパーニュ③に詳しく書いています✨


Jacques Selosse(ジャックセロス)

今回の旅の目的、Jacques Selosse へ。
InitialとSubstanceの夢のコンビでジャックセロスデビューでした😭✨

Jacques Selosseについて

現当主アンセルメセロス氏がワイン造りを学んだブルゴーニュの手法を取り入れたこともあり、特徴的なシャンパーニュを生み出すジャックセロス。
少量生産で入手が難しいスター生産者の一つです。

当初は、「良いシャンパーニュは良いワインからしか生まれない。また良いワインは土地と気候と優れた栽培家に恵まれた葡萄でしか造れない」としてテロワール第一主義のワイン造りを行い、醸造の面でも革新的で、伝統的な生産者から避難の声も上がったようです。

酸化と熟成のバランスが調和しているからこそ出せる、素晴らしく繊細な泡と熟成感のある香り、高級白ワインのような奥行のある味わいや複雑性があり、「スパークリング・コルトン・シャルルマーニュ」とも称えられているようです。

・ブドウの栽培から醸造までのすべての工程を自社で行うことにこだわっており、ブドウ畑は全てグランクリュ。

・大手メゾンはステンレスタンクでベースワインの醸造をする中、オーク樽で熟成させ、酸化させた樽由来の香りがついたベースワインを使用。

・熟成期間が長く、通常はブドウの収穫から2年ほどで出荷されるところ、ジャックセロスは最低5~6年熟成したあとリリース。

・シェリー酒で使われているソレラシステム※を採用することで、ワインの生産年による味わいのムラを無くし、安定して高い品質のワインを造ります。
※3段に積み上げられた樽の最上段にワインを継ぎ足していき、一番下の樽からワインを抽出していく製法

Restaurant Les Avises

ジャックセロスが経営するHotel Les Avises というホテル内にレストランがあり、宿泊客以外も利用できます。宿泊客は運が良ければカーヴを案内してもらえるとか👀

食事メニュー食事はおまかせコースのみ。お昼は前菜、メイン、デザートの3皿で47ユーロ。夜はダブルメインの4皿で75ユーロ。クラシックなフランス料理でした! テーブルに置いてあった辛めのナッツが地味にうまうまでした🥜

InitialとSubstanceを一緒に飲める幸せな始まり🥂

InitialはジャックセロスのスタンダードNVシャンパーニュ。
平均樹齢40年のアヴィーズ・クラマン・オジェのグランクリュ畑のシャルドネから造られたブランドブラン。
繊細な泡立ちと、バニラビーンズ、白桃、ドライフルーツ、焼き立てのブリオッシュ、タルト、蜂蜜のようなニュアンス。複雑性・凝縮感がありながらも繊細で余韻が長い1本でした。

Substanceは「本質」と名付けられたフラッグシップ的存在のシャンパーニュ。アヴィーズ産のシャルドネをソレラで熟成しボトリング。
収穫翌年:通常の小樽→澱と共に4,000Lの大きな木樽に
収穫翌々年:澱を除き4,300Lのステンレスタンクに 内22%をボトリング。ソレラには1984年収穫からのワインが入っているみたいです・・・!
砂糖漬けのレモンピール、アーモンド、ビスケットのアロマ。口に含むと、口当たりが滑らかで、さらに余韻が長くて飲みごたえもあり、じっくりゆっくり飲みたい1本でした。

ちなみにInitialは257€、Substanceは523€。(私が行ったときは1€170円笑)普通にお高いけど今日本で買うと倍額なんですよね...

アスパラガス、七面鳥、ロメインレタスのサラダ、ラビオリ

牛の煮込み
Substanceのぎゅっと詰まった味わい、お肉と合ってました!


チョコレートムース、ローズマリーのアングレーズソース

他のメニューはこんな感じ。他のメゾンのシャンパーニュや、赤白も置いてあるのは少し意外でした!

各国の言葉で「乾杯」をあらわす言葉が部屋名についていました。
お土産コーナーもあり、ミニチュアのキーホルダーや、エコバック、ソムリエナイフなどがありました。

公式サイト https://www.selosse-lesavises.com/le-restaurant/


この後はエペルネ駅周辺に戻り、大手メゾンを複数訪問しました!
ランス周辺よりもこちらの方が入れるところ多いかも。


Alfred Gratien(アルフレッドグラシアン)

こちらのシャンパーニュは、すべてのベースワインを樽で発酵・熟成しています。5種類ほどテイスティング可能です。brutとparadisをおすそ分けいただきちょびっと飲みました。グッズもたくさん売っていました!

Leclerc Briant(ルクレールブリアン)

シャンパーニュにおけるビオディナミの先駆者 ルクレールブリアン。
テイスティングは5種類ほどできます。(私はおすそ分けを頂戴しました。)

de Venoge (ドゥヴノージュ)

1837年にスイスのドゥヴノージュ家により創業した歴史と伝統を誇り、現存するシャンパーニュハウスの中でも由緒ある名門。
創業者アンリ・マルク・ドゥ・ヴノージュは、シャンパーニュ史上初めてカラーラベルを導入し、2代目のジョセフは1851年にコルドンブルーを生み出し、アメリカにも進出してブランドを国際的に認知させました。シャンパーニュで初めてカラフェ型のボトルを⽤い、意匠権も持っています。

Perrier Jouet(ペリエジュエ)

映え映え空間でBelle Epoque '15とGrand brutを✨
ペリエジュエといえば!な白い花、アネモネモチーフが各所にあって素敵空間でした💐ちなみにおつまみもいただけます🤤🥂

初代当主ピエール・ニコラ・マリー・ペリエ氏と妻アデル氏が「他とは一線を画す特別なシャンパーニュを造る」と1811年に設立。
当時シャンパーニュにはあまり使用されなかったシャルドネをシグネチャーに選び、甘口が主流だった中で辛口のシャンパーニュを発売。イギリス市場で大きな成功を収め、実力が広く認められたようです。

Grand brut:
ピノノワール(40%、骨格)、ピノムニエ(40%、フルーティーさ)、シャルドネ(20%、気品と洗練さ)が調和したスタンダードキュヴェ。
洋ナシ、桃、グレープフルーツなど生き生きと爽やかな余韻、ライトボディでエレガント。リザーブワインを12~20%ほど加えて作られます。最低熟成期間は3年間。

Belle Epoque '15:
19世紀の芸術の巨匠が描いたアネモネの花が印象的なボトルデザインのプレステージキュヴェ。100%グランクリュのブドウで、セパージュはシャルドネ(50%)、ピノノワール(45%)、ピノムニエ(5%)。最低熟成期間は6年間。
柑橘や洋梨のようなアロマに、トーストのような香ばしさ。しっかりとした骨格に生き生きとした酸味でバランス完璧です。

BOIZEL(ボワゼル)

飲んだことないけど素敵だったので📷💓

Moet Chandon(モエシャンドン)

世界で最大級の人気と規模を誇るメゾン。
毎秒1本、世界中のどこかでボトルが開けられているとか・・・!

Pol Roger(ポルロジェ)

創業から170年以上に渡り家族経営を貫くシャンパーニュメゾン。
2004年に英国王室御用達を拝命。2011年に続き2018年のロイヤルウェディングでスタンダードキュヴェ、ブリュットレゼルヴマグナムが振る舞われました。

たくさんお土産買いましたっ


次回イベントのご案内

しゅわTokyoは、1ヶ月に1回程度イベントを開催しております。次回イベントのご案内です🥂

① 9/15日曜 11:30〜14:00
もっと知りたいブルゴーニュ会
場所 新宿付近のタワーマンション パーティースペース
会費  ¥26,400
人数 10名
ブルゴーニュ屈指の女性醸造家アンヌグロのエシェゾーをグレートヴィンテージ2009年でお届け。その他コートドニュイ、コートドボーヌの村名クラス以上をブラインドも交えながらゆったりとお楽しみいただけます✨

 10/4金曜 夜 
山形会(山形出身シェフによる中華と山形ワイン)
 
山形出身の中国料理店オーナーシェフをお呼びして、山形ワインとのマリアージュをお楽しみいただける会を企画中🐼

noteに投稿している内容

このnoteでは、
✓ イベントレポート
✓ ワイナリー訪問レポート
✓ レストランでのマリアージュ体験レポート
などなど…
ワインに関するいろいろなことをテーマに、レポートをUPしていきたいと思っております🥂
毎週日曜日にアップ予定なので覗きに来てくださいね🐈‍⬛

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