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水曜(親の勉強):第99週(エドテックとは何か?未来の教育はどうなる?)

「親が変われば世界が変わる」CCC HUMANです。
水曜日は『親の勉強』です。

先週までユニコーン上位5社について書いてきました。
改めて上位5社を振り返ると

1位:ByteDance (人工知能)
2位:Space X (その他)
3位:Stripe (フィンテック)
4位:Klarna (フィンテック)
5位:Epic Games (その他)
※括弧内はジャンル

フィンテックが多かったですね。
上位の企業を紹介したのは、
世界の一流のスタートアップ企業を知っておき、
子どもと話すことで、
子どもの世界観を広げるチャンスにつながればと思っています。

さて、今日は子育てをしている皆さんに、
エドテックという言葉を知っておいてもらいたいです。

改めてユニコーンのカテゴリごとの企業数を見て見ましょう。

下から3つ目に数はあまりありませんが、
ここにエドテックという言葉がありますね。

この先の子育てに重要な意味がありますので、
是非とも知っておきましょう。

●エドテックとは?ICT教育とは違う?

以前に紹介したフィンテックは
金融の"FInance"と技術の"Technology"を組み合わせた造語でした。

これと同じでエドテックは
教育の"Education"と技術の"Technology"を組み合わせたものです。

言葉の意味のままで教育と技術を組み合わせたものですね。
最近でICT教育という言葉を耳にすると思いますが、
ICTは"Information and Communication Technology"です。

つまりICT教育は情報と通信技術を使った教育というもので、
これはパソコンやタブレット、電子黒板やプロジェクター、
そして、インターネットなどの通信技術を活用した
教育方法のことを指します。

コロナが流行り出して、
オンラインの必要性から、
日本でも2020年に球速に学校へのICT化が加速しました。

ICTもテクノロジーを使っているので、
エドテックとなりますが、
エドテックの方がもっと幅広い意味を持っています。

例えばAIを使った教育、
プログラミングを使った教育
ロボットを使った教育なども含みます

●エドテックのサービスを提供している事業

エドテックの意味が分かっても、
実際どんな企業があるのか知らないと、
イメージが湧かないと思うので、
いろいろな企業がジャンルごとにわかる
エドテックのカオスマップを見てみましょう。

Studyplus https://info.studyplus.co.jp/2018/04/02/815

いくつか知っている企業もあるのではないでしょうか。
スタディサプリなどはCMでもやっているので
有名でしょう。

さて、これからこのエドテックを使って
教育がどう変わっていくか考えてみましょう

●エドテックが変える教育の未来

今の教育を変える大きなポイントとしては、
映像教育と、AI教材にあると思います。

映像教育は、今まで先生が教えていた授業を、
映像に録画して、それをタブレットなどの端末で見ることです。

これのいいところは一流の先生の映像があれば、
先生はたったの1人でいいということです。

先生によって授業の質が変わらないので、
平等に授業を受けれますよね。

では、問題を解いたりするものはどうするのか?
そこで出てくるのがAI教材です。

AI教材とは、問題を解いていくとその人の苦手な部分
AIが判定し、その人に合わせた問題に変化していく教材です。
得意な人はどんどん先に進めます

人によって得意・不得意がありますので、
今まではついてこれなかったり、
退屈になってしまう子がいましたが、
映像授業とAI教材があれば、
その子に合わせた教育が提供できます。

●今の日本の授業スタイルで先生はいらない

そうすると、先生は何するのか。
そうです、実は日本の授業スタイルでは、
先生はそれほど必要ないのです。

では何をするのか。
私の考えでは、先生は授業を教えるのではなく、
人と人とをつなげる役割が必要なのではないでしょうか

最近では教育改革も行われて、
アクティブラーニングが行われていると思いますが、
あくまで授業の一環であり、
アクティブラーニングがメインとはなっていないと思います。

個人の授業は映像授業とAI教材でできますが、
そもそも何を学びたいのか、そのために何を調べるのか、
世の中にはどんな仕事や企業があって、
どんな人がいるのか

そんなことを考えることが大事です。
そして、共通のやりたいことで集まった人たちが、
一緒にグループワークをして問題を見つけて解決していく。

これからはそんな教育が必要でしょう。
そのための導きとして大人が存在しているというのが、
学校の理想のように思います。

●まとめ

さて、いかがだったでしょうか。
エドテックを知り、未来を考えると、
教育の在り方が変わります

今までのように学校に行って
授業を聞いて問題を解くというのであれば、
家でもできることです。

学校では何を学ぶのか、
これからどんな教育が必要か。

親自身が子どもをよく観察し、
既存にとらわれない教育を
常に考えて思考をアップデートしていくことが大事でしょう。

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