月曜(コミュトレ):第98週(質問力 未来について聞いてみよう)
「親が変われば世界が変わる」のCCC HUMANです。
月曜日はコミュトレというものをテーマにします。
今週は、質問力(Asking)、です。
「知った振りをせずに、わからないことを尋ねる」と定義しています。
過去のメルマガで
「知りたいよりも聞きたいこと」ということを
やりました。
これは「知りたいこと」は知識を問うもので、
「聞きたいこと」はその人の経験や意見を聞くというものでした。
今や知識はインターネットで調べればいくらでもわかります。
それよりも、その人しか知りえない経験や意見を聞くことの方が、
得られる情報としては価値が高いです。
今日はその「聞きたいこと」をさらに発展させてみましょう。
それは『未来について聞く』です。
未来について聞くことのメリットは、
誰にも答えはわからないので、
その人の今までの知識や経験も踏まえて、
いろいろな話が聞けることです。
さらに、その人の発想力や創造力も加わり、
新しい発見があるかもしれません。
そんな未来のことを聞くという
質問をレパートリーとして持ってもらうように、
子どもに話をしてみてはどうでしょうか。
例えば
親:「これから車は自動運転になってくるから、
将来は運転手がいらなくなる時代がくるかもね。」
子:「そうなの?
じゃあ、みんなで遊びながら移動できるね!」
親:「そうだねー。遊びながらどころか、
寝ながら移動できるかもしれないね。」
子:「朝着いたらいきなり遊べるね!」
親:「そうそう。
でもさ、バイクってどうなると思う?」
子:「バイク?自動車ができるなら、
バイクも自動運転になるんじゃないの?」
親:「でもさ、バイクって雨とか降ると濡れたりするから不便でしょ?
それでも乗るってことは運転が楽しいんじゃないかな。
それが自動運転になったら、乗る人は面白いのかな。」
子:「うーん。
でも、自動運転でも気持ちいってことがあるかもしれないよ。」
親:「うんうん。その可能性もあるね。誰にもわからない。
でも、こうやって未来のことを質問すると、
その人の考えが聞けるから、面白いよ。
今度『何か質問ない人?』って言われたとき、
未来の事を聞いてみたらどう?」
子:「聞いてみる!」
未来の質問は答えがありません。
よって、子どもの創造力を鍛えるのにも
いいかもしれませんね。
この質問は、大人でも使えます。
その際は、いじわるな質問にならないように
純粋に聞きたい気持ちで聞くことと、
あなた自身もどう考えるかはアイデアを持っておくとよいでしょう。
人によっては「逆にあなたはどう思いますか?」
という切り返しも考えられますし、
意見を持つことで、人との違いがわかって、
考え方の幅が広がるかもしれません。
是非、日ごろから自分自身も未来について創造し、
子どもとの会話や質問に使ってみてください。