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過去のメルマガ再掲載 コミュトレ 第4週 論理力

「親が変われば世界が変わる」CCC HUMANです。
コミュトレというものをテーマとして扱っています。

コミュトレはコミュニケーションに必要な8つの力をイメージして、
コミュニケーショントレーニングのアイデアを提供します。

8つの力とは下記になります。
転換力(Transformation)
質問力(Asking)
論理力(Logic)
知識力(Knowledge)
提案力(Proposal)
演技力(Acting)
構想力(Conception)
説明力(Explanation)

今日は三つ目の「論理力(Logic)」について、説明します。
論理力は、道理や筋道に則って考える、ということです。
いろいろとテクニックはありますが、子供にもわかりやすく言うと、

A:『私はこう思う(主張)』⇒『なぜなら○○や△△だから(根拠)
というパターンと
B:『○○や△△だから(根拠)』⇒『私はこう思う(主張)
というパターンがあります。

難しい言葉でいうとAは演繹法と言い、
Bは帰納法と言います。
どちらが良いとかはありません。

しかし、子供はこの主張と根拠をごちゃまぜにするので
「何が言いたいの?」となることがあります。
いろいろ難しいことを書いてしまいましたが、
要はこんな会話をしてみましょう。

<Aパターン>
子:「今日はいい日だった!」
親:「へー、よかったじゃない。どんなことがあった?」(根拠を聞く)
子:「こんな楽しいことがあったんだ」
親:「へー、いいね。他には?」(他にも根拠があるか聞く)
子:「こんなことがあった。」
親:「へー。それはいい日だったね」
<Bパターン>
子:「こんな楽しいことがあったんだ」
親:「へー、いいね。他には?」(他にも根拠があるか聞く)
子:「こんなこともあった。」
親:「いいね。じゃ今日はどんな日だった」(いろいろあったけど主張はなんだろう?)
子:「今日はいい日だった!」
親:「いいね!」

子供の主張と根拠を区別して話すように促していきましょう。
年齢が上がってきたら「例えば?」と根拠を聞いたり、
「要するに?」と主張を聞いたりしてもいいでしょう。

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