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36.【よくあるQ&A】キャリアコンサルティングとコーチングの違いとは

キャリアコンサルティングに関わる活動をしていると、よく
「キャリアコンサルティングとコーチングって何が違うの?」

と聞かれます。

キャリアコンサルティングは
・クライアント(CL)の過去を起点にする
・CLの課題に着目する

コーチングは
・CLの未来を起点にする
・CLの目標に着目する

という点が大きく異なるポイントだと考えます。

▼キャリコンは「過去」を、コーチングは「未来」を起点にする

キャリアコンサルティングにおいては、多くの場合、CLの過去の経験や思いから始まり、現在ー未来について話が展開していきます。

サビカスのナラティブアプローチのように、「過去ー現在ー未来」とCLのキャリアストーリーを一緒に紡いでいくイメージですね。

一方、コーチングでは、未来にある「CLが達成したいゴール」から逆算して、具体的にどんなステップで実現に近づいていくことができるかを一緒に考えていきます。

▼キャリコンはCLの「課題」に、コーチングはCLの「目標・目的」に着目

キャリアコンサルティングでは、まず第一に、CLが経験したことや思いを丁寧に聞き出し(傾聴)、CLの課題や問題点を掘り下げていきます。
その上で、CLが納得できる解決方策を一緒に見い出していくこととなります

一方、コーチングは、CLのゴールに対して、具体的かつ実現可能な目標設定を行い、達成に向けて行動を促すことに重きが置かれます。

コーチングを受けたことのある方はよく分かると思いますが、コーチングでは

「目標達成した状態が100点なら、今は何点ですか?」「なぜその点数なのですか?」「もし何も制約がなければ、目標達成のために何から始めますか?」などなど、本当に質問攻めにされます。

このように、CLの目標実現に向けて、具体的に行動するための質問、選択肢を増やす質問など、様々な視点でCLの最善な目標達成ルートを導き出していく支援をするのです。

▼まとめ

いかがだったでしょうか。

これからの自分のキャリアで、何を目指すべきか分からない、このままで良いのか漠然とした不安がある、という方にはキャリアコンサルティングが

(抽象的でも)達成したい目標はあるのだけど、何から始めて良いのか分からない、という方にはコーチングがお勧めです。


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