親御さんにもおすすめしたい『マンガでわかる!小論文 頻出テーマ編』
残念ながら、
驚くほど多くの生徒は社会を、知らない。
大学入試で課される「小論文」のテーマは、今の社会課題が色濃く反映される。
なぜなら、大学は、社会に関心のある高校生に入学してもらいたいから。
2023年の入試テーマだと、コロナ、AI、多様性。
AIでレコメンドされる情報ばかりに触れていると、社会との接点が持ちにくくなっているのかも。
生徒は受験直前になってから、
社会課題って、何やねん???
と慌てるけれど、一朝一夕では、なかなか身につかないんですよね。
そこで、少しでも効率的に社会のことを知るには、よくある方法なんだけど、マンガをとっかかりに、知識を得るのが手っ取り早い。
『マンガでわかる!小論文 頻出テーマ編』は、進路指導業界では、超有名な小論文指導の第一人者、大堀精一先生が監修しているので、テーマ選定に無駄がない。
僕は、2022年の秋に発刊されてすぐに、図書室に置いてもらった。
この本は、マンガばかりじゃなくて、
分かりやすく文章での解説がある。
これが、テーマに沿って文章で書くときの参考になるんですね。
でも、この本は、親御さんにもおすすめしたいです。
高校生であっても、親の話を無視してるようで、聞いていたりもします。
だから、親が関心を持っていることって、
なんとなく家庭で耳にしているんですよね。
忙しくてネットニュースを斜め読みしてると、AIのリコメンド機能によって、大人も好みの話題しか目にしなくなりがち。
関心が薄いテーマだと、改めて知ろう、って気もなかなか起きないし…。
マンガだと、斜め読みしても絵とセリフで、なんとなく頭に残るし、気になれば、解説の文章を読むこともできる。
ま、ちょっとセリフが多めなので、一つのテーマで、マンガパートを読むのも5分くらいかかるかもしれません。
この本を親子で読んで、
親子の会話が弾むことを、
ちょっぴり期待します。
『マンガでわかる!小論文 頻出テーマ編』
出版社:Gakkenn
監修:大堀精一
マンガ:おおつきべるの
発売日:2022年9月1日
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