個人的にここが好き!ドヴォルザーク♪交響曲第7番
昨年演奏した曲でドヴォルザークの6、8、9番に比べると個性的な曲に最初は戸惑いながらも弾けば弾くほど好きになる!そんな名曲を紹介します。
交響曲第8番の解説
交響曲第9番の解説
○ドヴォルザークとは
今までも解説は入れてきたので軽めにしますが、
旅館の息子、肉屋で修行、鉄オタ、ブラームス好き、国民学派
こんなところでしょうか。(ほかにもいろいろあると思う)
○交響曲第7番
この曲は1884~1885年にかけて作曲されました。ブラームスの交響曲第3番に影響されながらもスラヴを感じされる曲調になっています。(この曲の前後がユーモレスクやスラヴ舞曲集第2集が作曲されていて、ちょうどその影響もあるかもしれませんね)
ただ、交響曲第8番に比べるとかなり普遍的な(良い意味で)落ち着いた作品に感じさせます。私が驚いたのはやはりそこで、ドヴォルザークといえばもっと明るい曲を書くイメージがあったので、冒頭の暗さや複雑さはほんとに驚きました。
交響曲第6番は1880年作曲、交響曲第8番は1889年に作曲に作曲されているので5年ごとのスパンでSymphonyを書いているのですね。
○個人的にここが好き
冒頭はよくわかんなくて最初は苦戦していました。スコア見てだいぶわかってきましたが。ドヴォルザークってこんなん書くんだなって思いましたね。笑
重さもあればその後のホルンのメロディで軽くしててバランス感がまとまりがあって良いですね。
穏やかなシーンですね。後半のPizz.からのジャン!のまとめ方が好きです。
後半のクライマックスです。前半にもあったのですが、ベートーヴェンからあった『暗から明へ』の技法が使われていますね。リズムも複雑化していてオーケストレーションに幅が出ていてとても好きなシーンです。
2楽章です。私はこの楽章が一番好きですね。1楽章から一転して天に召されるかのような美しい音楽が始まります。かと思えば天と地のコントラストが美しい。そしてそのあとシンコペーションで戻してくる。とても上手いなと思います。
この曲で一番好きなシーンです。
こちらは当時弾いたインスタより
次は3楽章です。今までのはなんだったのかっていう感じで変えてきます。この時代あるあるな気がしますね。すごくかっこいいです。
お次は4楽章。まるでカリブか!という感じが堪らなく好きです。ここはもう少し練習しておけばよかったなと後悔している場面ですね。ここから2分くらいは好きなシーンです。
中間のpのシーンは1オクターヴも難しいのをコントラバスに弾かせて・・っていう感じでした。
○まとめ
学生オケでちょっと知的な曲を演奏したい団体にはぴったりな曲ではないかなと思いました。ショスタコーヴィッチとか好きだけど技術的に難しい・・というところではぎりぎり挫折しないレベルの曲だなと感じました。
それに限らずもっと演奏される機会はあっても良い曲だなと思いました。
8、9番は言わずと知れたですが、6番は元気のある感じ、ドヴォルザークに合っている曲ですが、この7番は落ち着いていて大人びている感じはアマ・プロ問わずもっときて欲しいなと思う次第です。
○おわりに
久しぶりに書きました。前よりも楽曲解説というよりかはただの感想文に成り上がったなと感じております。文章力・言語化能力を鍛えないとですね。