個人的にここが好き!ベートーヴェン♪交響曲第6番《田園》
今回はベートーヴェン作曲の交響曲第6番《田園》を紹介します。
コントラバス的には指がヤケドする曲ですね。(雷のシーン)
○ベートーヴェン
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは1770年12月16日ごろ生まれです。
偉大なドイツの作曲家であり指揮者、ピアニストです。
分類上は、ウィーンで活躍したため「ウィーン古典派」になります。
彼の作品は古典派音楽の集大成かつロマン派音楽の先駆けとされ、後世の音楽家たちに多大な影響を与えました。
それはシューベルトがストーカーまがいなことをするほど注目された存在なんですね。
有名な曲は交響曲のほかに
ピアノソナタ第8番(悲愴)
ピアノソナタ第14番(月光ソナタ)
ピアノソナタ第23番(熱情)
ピアノソナタ第26番(告別)
エリーゼのために
ピアノ協奏曲第3番‥ピアノ協奏曲唯一のハ短調です
ピアノ協奏曲第5番(皇帝)
ヴァイオリン協奏曲
弦楽四重奏曲第14番
などなど
詳しくはこちらに載っています。
https://tsvocalschool.com/classic/beethoven-list/
●交響曲第6番《田園》
○田園の由来
ベートーヴェンは標題をつけようと思ってつけたと考えられています。
標題音楽とは
曲に題名がついている曲のことです。
逆に、交響曲第1番のような曲は絶対音楽といいます。
田園のスケッチには(スケッチとは、構想・メモとでもいえば良いでしょうか)
Sinfonia caracteristica ― oder Erinnerung an das Landleben.(特性的交響曲 ― あるいは田園生活の思い出)
Pastoral Sinfonie Keine Ma-lerey,sondern worin die Empfin-dungen ausgedruckt sind welche der genuso des Landes im Mens-chen hervorbringt ― wobei einige gefuhle geschildert werden.(田園交響曲、音画にあらず、田園の享受が人々の心に呼び起こすところの感情が表現されている ― そこで二三の感情が描写される)
Man uberlasst es dem Zu-horer die Situation auszufinden.(情景を見出すことは聴者にまかせる)
Wer auch nur je eine Idee vom Landleben erhalten kann sich ohne yiele Uberschriften selbest denken,was der Autor will―(一度でも田園生活の眞ずいを味わったことのある人ならば、多くの上書きを附けなくても作者の望むところを想像できる―)
Sinfonia caracteristica ― oder Erinnerung an das Landleben.(特性的交響曲 ― あるいは田園生活の思い出)
Pastoral Sinfonie Keine Ma-lerey,sondern worin die Empfin-dungen ausgedruckt sind welche der genuso des Landes im Mens-chen hervorbringt ― wobei einige gefuhle geschildert werden.(田園交響曲、音画にあらず、田園の享受が人々の心に呼び起こすところの感情が表現されている ― そこで二三の感情が描写される)
Man uberlasst es dem Zu-horer die Situation auszufinden.(情景を見出すことは聴者にまかせる)
Wer auch nur je eine Idee vom Landleben erhalten kann sich ohne yiele Uberschriften selbest denken,was der Autor will―(一度でも田園生活の眞ずいを味わったことのある人ならば、多くの上書きを附けなくても作者の望むところを想像できる―)
この曲には楽章ごとにも題がつけられていて
1楽章「田舎に到着したときの愉快な感情の目覚め」
2楽章「小川のほとりの情景」
3楽章「田舎の人々の楽しい集い」
4楽章「雷雨、嵐」
5楽章「牧歌 嵐の後の喜ばしい感謝の気持ち」
なぜこのようなことをしたかというと
18世紀当時は無数に標題音楽があって(今では星となりましたが)、いかに標題音楽として筋が通っているか(強いては売れるか)を熟考した結果です。また、1808年12月17日付『ウィーン新聞』に掲載された初演演奏会の予告には「田舎の生活の思い出」という副題がありました。
ベートーヴェン自身が標題をつけたのはこの曲と《告別ソナタ》のみです。(ピアノソナタ第8番(悲愴)は本人の了承のもと、出版社がつけた説があります。そのほかは通称です。)
交響曲第5番はベートーヴェン本人がつけたものではないです。
詳しくはこちらで
○モデルとなった曲がある
同時代のユスティン・ハイリッヒ・クネヒト(1752-1817、シュトュットガルトの宮廷楽長)の交響曲《自然の音画》です。
○1楽章の主題(テーマ)はユーゴスラビア民謡《良い娘》からきている
これは音源がなかったです‥見つけたら改めてご報告します。
○コントラバスの難しいところ
4楽章冒頭〜
いわゆる雷の場面ですね。
とても難しく(完璧にできる気もしないですが)やりがいもあります。
楽譜を理解したところで映像を見てみてください!
○個人的好きなところ
4楽章
先ほど難しいと紹介しましたが、逆に楽しいところでもあります。
5楽章25小節〜
ほぼ全弓を使って弾きます。
いろんな弦を全弓で弾けるので初心に戻ったかのような気持ちで初々しいです。