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記事一覧

Razorblade Tears

 「頰に哀しみを刻め」S・A・コスビーの2021年の作品です。お互いに息子を殺された親父二人の…

CBO63
1日前
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An Anthropologist on Mars

 「火星の人類学者」オリバー・サックスの1995年の作品。ラマチャンドランの好きなボクにとっ…

CBO63
4週間前

The Shadows We Hide

 「過ちの雨が止む」アレン・エスケンスの2018年の作品。「The Life We Bury (償いの雪が降…

CBO63
1か月前

一度読んだら絶対に忘れない哲学の教科書

 ネオ高等遊民という人の2024年の作品。ゆる哲学ラジオというYouTubeチャンネルの動画で、こ…

CBO63
2か月前

ブッダが説いたこと

 ワールポラ・ラーフラ著、岩波文庫2016年。原書「What the Buddha taught 」は1959年の出版…

CBO63
3か月前
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Time to Hunt

 「狩りのとき」スティーブン・ハンターの1998年の作品。海兵隊のスナイパー、ボブ・リー・ス…

CBO63
3か月前
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Visual Thinking

 「ビジュアルシンカーの脳」テンプル・グランディンの2022年の作品。あまり面白くなかったけど、とても興味深かった。  バーバルシンカーは物語を好みトップダウンであるのに対してビジュアルシンカーはボトムアップであり、著者は哺乳類に共通の基本的な感情を超える微妙な感情(を表す言葉)はよく理解できないそうなので、面白くないのはしょうがないですね。物語の好きな、感情移入しようとうずうずしている読者が感動するようには書いてありません。  大体全部の段落が研究者やサイエンスライター

The Botanist

 翻訳版は2024年発売となっています。M・W・クレイブンの2022年の作品。ワシントン・ポーとい…

CBO63
6か月前
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Dead Ground

 「グレイラットの殺人」M・W・クレイブンの2021年の作品。ワシントン・ポーという警察官のシ…

CBO63
7か月前
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ネトゲ戦記

 先月出たばかりの暇空茜さんの処女作をKindleで読みました。面白かった。この本の内容は、著…

CBO63
8か月前

Goldfinger

 イアン・フレミングの1959年の作品。007シリーズの7作目。邦題は「ゴールドフィンガー」。Ki…

CBO63
8か月前
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Bad Luck and Trouble

 「消えた戦友」リー・チャイルドの2007年の作品。ジャック・リーチャー・シリーズの11作目。…

CBO63
9か月前
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The Curator

 「キュレーターの殺人」M・W・クレイブンの2020年の作品。ワシントン・ポーという警察官のシ…

CBO63
10か月前

Stone Cold

 「影に潜む」ロバート・B・パーカーの2003年の作品。ジェッシィ・ストーン・シリーズの4作目。面白かった。  Amazonのレヴューでこの作者を「アメリカの池波正太郎」と評した人がいますが、言い得て妙ですね。ボクは高校生の頃に鬼平犯科帳を読み、そして何年か前に剣客商売を図書館で借りて何冊か読みました。この人の文章はわかりやすくて好きです。  今回はパラダイス市にシリアルキラーが現れます。こいつらだと睨んだ相手を尾行すると、自分の住居に近づき写真を撮っている様子。どうやら