クラウドベリーとは
クラウドベリーの生息
学名 Rubus chamaemorus (バラ科)
スウェーデンよりフィンランド産が有名で、フィンランド語ではLakkaと呼ぶ。
日本語ではクラウドベリーまたはホロムイイチゴと呼ぶ。
ホロムイイチゴ(幌向苺)の名は、北海道の岩見沢市近郊の、幌向と言う町ではじめて採取されたことからついた。
トゲがなく1つの茎に葉が2枚あり、花弁4〜5枚からなる純白の花をつける。
スウェーデンを含む北欧の冬は、大体11月から4月まで。
長い冬の間、大地が雪で覆われてしまうため、秋のうちに必要な食料を蓄えておくのが人間の英知です。
もっと簡単に確保できる森の食べ物は、ベリーです。
森にはきのこもありますが、ちょっとした専門知識が必要です。
毒きのこをとってしまったら、大変。
でも、ベリーなら、そんなに難しくありません。
種類もたくさんあります。
取れる時期は少しずつずれています。
7月は苺、クラウドベリー(黄色)は8月。
北極圏のみに生息するクラウドベリーは、希少価値もあり、ベリー系では一番高級です。
同じく8月はブルーべリー(濃紺)、ラズベリー(赤)。
9月にはいると、リンゴンベリーです。
ちなみに、リンゴンベリーは苦々しく、加工せずに食べるのは難しいとのこと。
クラウドベリージャムの食べ方
クラウドベリーがどのような形で北欧の食卓を彩っているのでしょうか?
・ジャムにする
・ラップランドチーズ(トナカイのチーズ)に合わせる
・トナカイ肉の付けあわせとして、臭い消しに使う
・ケーキやタルト、アイスなどのデザートに添える
キーボードのHenrikに聞いたところ、「ベルギーワッフルのトッピングに使うと最高!」とのこと。
Biographyでも触れていますが、彼等のバンド名は行きつけの中華料理屋さんのデザートの名前から命名したもの。
バニラアイスの上に、クラウドベリージャムが掛かったそのデザート。
バンド名にしたくなるほどおいしいものだったのでしょうね…。