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今話題の【保険不要論】ってどうなの?

こんにちは・こんばんは!かずきんぐです。

久々の投稿です。
過去15記事くらい書いてたのですがちょっとコンセプト変えていきたかったので削除してしまいました。
読んでいただいた方、申し訳ございません。

前回の記事もリニューアルしてこれからupしていきますのでよろしくお願いします。



最近Twitterで「保険不要論」というのが話題になっていたのをご存知ですか?僕のTL上にもかなりの保険不要論に関するtweetが流れてきていました。

Twitterを見ていて「ん?ん?ん?」と思うような意見もあれば、逆に「その通りなんだよな」と納得できる意見もたくさんあり、本当に情報が溢れかえっているなあと感じました。

そこで今回は、とてもいい機会なので金融業界にいる僕ならではの意見を忖度なく綴ってみようかなと思い投稿してみました。


昨今、YouTubeやTwitter、InstagramなどSNSを通じて誰でも簡単に情報を得ることができるようになりました。

もちろん金融に関する情報も例外ではありません。
むしろ金融に関する情報こそ、ここ数年で爆発的に増えたのではないかと思っています。

金融知識というのは本来、僕たちが生活していく上で欠かすことのできない知識の一つです。
しかしながら、僕たち日本人は義務教育はおろか、社会人になっても金融に関する勉強をする機会というのがほとんどありませんでした。

だからこそこうしたSNSによる情報というのは良くも悪くも話題性を持つのかもしれませんね。


ではここから本題へ入っていきたいと思います。


売れる営業マン・インフルエンサーの特徴

保険不要論について語る前に、まず、売れる営業マン・話題性のあるインフルエンサーには共通点があります。

それは何かというと「アプローチ」「サプライズトーク」が上手いという点です。

みなさんも今まで何かセールスを受けた経験ってありませんか?
そのセールスを受けた時ってどんな気持ちでしたか?
そもそもセールスって聞くとあまり良いイメージはありませんよね笑
むしろ、できることなら話も聞きたくない・・・という人の方が多いのではないでしょうか。

営業マンとしてセールスで一番最悪なのは
「話を聞きたくない人に向かって話をする」ことです。
いくら良い話だったとしても相手が話を聞く気がないならそのセールスには何の意味も持ちません。
営業マンのオ●ニーと一緒です。大事なことなのでもう一度言います。
営業マンのオ●ニーと一緒です。

セールスというのは「信号」に例えるとよくわかります。

僕たちは小さい頃、赤信号のときは止まりなさい。
青信号に変わってから渡りましょう。
そう教えられてきました。

実はセールスもこの信号と全く同じ構造をしています。

どういうことかというと、
相手が話を聞きたいと思っていない状況、これは相手の心が「赤信号」ということです。
もし、ここで一方的にセールスを始めるとどうなるかわかりますよね?
そう、赤信号なわけですから当然、交通事故を起こします。

この交通事故を防ぐにはまず「相手の心を青信号に変える作業」つまり、交通整理が必ず必要になります。
これがいわゆる「アプローチ」です。


では、皆さん。
どういう時ならセールスマンの話を聞きたい・聞いても良いと思うでしょうか?

おそらく多くの方は、「自分にとって利益のある話」「自分の興味のある話」こうした話なら聞いてみても良いと思うのではないでしょうか。


人間は誰しも自分自身の判断基準というものを持っています。
これがその人の常識っていうやつです。
この常識や判断基準から外れた情報が入ってくるとやがて「サプライズ」に変わります。
この時、私たちの頭の上には「??」マークがともるようになっています。
「??」マークがともるとこのマークを消したくなるのが私たち人間の真理です。
「??」マークがともると相手は「どうして?」という反応を示してきます。
この「どうして?」という反応は『あなたの話を聞かせて』と言っているのと同じ意味を持ちます。


どういうことか・・・例えばですが、、、
皆さん、靴下って履きますよね?
この靴下ですが、本来は男性は右から、女性は左から履かなければならないという決まりがあるのってご存知でしたか?


知ってた方いますか?


すみません。ウソです。別に靴下ごときにそんな決まりはありません。
だって靴下ですもん・・・。
でも一瞬、「え、そうなの?」「何で?」って思う瞬間なかったですか?笑

もしそう思ったとしたら、それはみなさんの常識から外れた情報が入ってきたということの証です。
「何で右から?左から?」という思考はこの時点で「??」マークが頭の上にともっていることと同義だというわけです。

この「??」マークをともすための投げかけ、これがいわゆる「サプライズトーク」というわけです。


情報発信者にとってのサプライズトークとは

前置きが長くなりすみません。

さて、今回の題名にもなっている通り、影響力のある発信者は「保険不要論」を強く唱えている点が争点となっていました。


医療保険、がん保険は不要。
車両保険、地震保険は不要。
浮いたお金は貯金や投資に回した方が得や!!
こうした発信が実際になされているわけです。

みなさんはこのようなことを耳にした時、どのように思うのでしょうか?
もちろんいろんな意見があることは重々承知ですが、おそらく多くの人は
「がん保険いらない?」「2人に1人がんになるのに?」
「地震大国なのに地震保険いらない?」
と思ったことでしょう。

今回はここがサプライズとなる部分です。
日本では約90%の世帯で保険に加入していると言われています。
90%も加入しているわけですから保険は不要だと思ってなかった人の方が多いハズですし、結果としてサプライズ大成功ですよね。

しかも投資に回した方が効率がいい、保険入るやつはアホやとまで言われたらなおさらです^^
※アホとは言ってないと思いますが笑



好感度ハンター

保険不要論をはじめとする発信者の方達の間では、金融マンを「手数料ハンター」と揶揄することがよくあります。
金融商品を販売する際には手数料がかかる。その手数料が高い。手数料で飯を食っている。だからその分、損しやすい。みんな気を付けろ!!
みたいなことからそう呼ばれたりします。

これについては半分正解で、半分不正解です。
話が逸れてしまうのでこれについてはまた別の機会で解説していこうかと思いますが、今回は、逆にここではそういった発信者を「好感度ハンター」と呼び返すことにします笑
別に手数料ハンターと呼ばれていることに対する恨みは全くありません笑


好感度ハンターの発信は結構極論に近いことが多いイメージです。
受け取る側としては非常にインパクトが強いので、その分、心に刺さりやすいのかもしれませんね。


ポジショントークはいくらでもできる

まず、ポジショントークとは何かというと、
「自分の立場、立ち位置に由来して発言を行うこと」です。
つまり、そこに正義があろうがなかろうがその立場に立って情報を発信するということです。

例えば、医療保険は必要なのか?不要なのか?といった話の場合、多くの営業マンは両方ポジショントークができるはずです。

そして医療保険は必要か?という問いに対して、医療保険は入らなくて大丈夫ですと言えば、お客さんが安心して好感度が上がるということも同時にわかっています。

好感度ハンターも同じように、一般層が気持ち良くなる、好感度が上がるポジションのトークをしているので、それを信用して楽な方へ縋っていくそんな汚染が広がっているのが現状かなと思っています。


おばあちゃんVSおかあさん

急に何の話?と思うかもしれませんがお付き合いください。
子どもとおかあさんとおばちゃんがいたとします。


おばあちゃんは孫に好かれたいので、たくさんお菓子をあげるとしましょう。
おかあさんはそれに対して、虫歯になるししっかり栄養を考えて食事を食べさせたいと思っているのでお菓子攻撃に怒ります。


では、この場合、子どもの立場から見ておばあちゃんとおかあさんのどっちを好きになると思いますか?

・・・

絶対おばあちゃんですよね。
だってお菓子めっちゃくれるんですもん笑

おばあちゃんは子どもにたまにしか会うことができないので、ガンガンお菓子をあげて好感度もあげていきます。
ここで間違いなく言えることは【責任<好感度】です。
虫歯・栄養なんぞなんのその、そこに責任はありません。

ではこの場合、本当に子どものことを考えているのはおかあさんとおばあちゃんどちらなのか?という話です。
これに関しては間違いなくおかあさんなのではないでしょうか?


好感度ハンターには責任がない

では、なぜ好感度ハンターは極論ともいえるような、情報を受け取る側から好感度が上がるような発信ができるのでしょうか?

答えは一つです。
先ほどもおばあちゃんのところで少し触れましたが


【責任がないから】


この一言に尽きます。

今回のように保険は不要だとか、月々○○円以上入るやつはアホや!
みたいなことを好感度ハンターは発信しているのですが、この言葉を聞いて僕たちは

実際に担当しているお客さんが事故に遭って、その事故によって本人はもちろん、残された家族が一気に状況変わっていく様

「あなた自分の目で見たことあるんですか?」

って心底思うわけです。これ、結構本気で思ってます。
そして、

「その責任感じたことあるんですか?」

っていう話なんです。

仮にそういった一方的な情報を鵜呑みにして保険を解約したとしましょう。
その直後に大きな事故や病気になったとしても好感度ハンターは何もしてくれません。

自業自得、自己責任というわけです。

もちろん営業マンの中にはベクトルが自分にしか向いていない残念な人もいるのは事実ですが、一方で、僕らの発する一言一言でその人、その家族の人生を左右する大きな決断の後押しをしている大きな責任ある仕事をしている人が沢山いるのもこれまた事実です。

その裏付けとなっているのは「経験と責任」です。

実務経験と責任のない好感度ハンターと実務経験と責任のある金融プロ
この二者では目には見えない大きな差があると僕は思っています。

つまり何が言いたいかというと、

「断片的な情報を鵜呑みにして判断するな」

ということです。
決して金融のプロの言うことを聞けだとか保険に入っておけと言っているわけではないです。
一方的な情報で判断するのはちょっと危険だよという警鐘です。


結局「保険不要論」ってどうなの?

結論から言います。
不要論も必要論もそもそも無駄
これが僕の答えです。

トイレットペーパーはシングルがいいのか、ダブルがいいのか?
と同じくらい無意味です。
議論に意味があるのかないのか知りませんが、ペーパーなんて
う●こ拭ければよくないですか?笑

なんとなくここまで、好感度ハンターに敵意剥き出しな論調で述べてきましたが、不要論・必要論なんてものは存在しない、むしろ無駄というのが僕の本音です。

どういうこと?って思うかもしれませんが、そもそも僕たちは誰一人としてバックグラウンドが同じっていう人はいないはずです。
年収も家族構成も、仕事内容も住んでるとこも夢も資産もみんなバラバラですよね。

今必要なモノやお金、保険もそうかもしれませんが一人一人状況が違えば必要かどうかもみな違ってくるわけです。

人から何を言われようが、必要な人には必要で、不要な人には不要なハズなんです。
純粋に損得勘定で判断してバッサリ切る場合もあれば、保険という盾があるからこそ臆することなく何かにチャレンジできる環境が生み出せているなんてこともあるでしょう。

これは人それぞれ違うということ。
だから議論することに何の意味も持たないということです。

意味はないと述べましたが、それは僕個人の意見であって、絶対的な正解ではありません。むしろ正解なんてありません。
あるとすればそれは、自分自身が出した答えです。

だからこそ、常に
「今の自分自身にとってどうなのか」
という視点で考える癖をつけてください。

これは保険に限らずどの分野でも共通して言えることだと思います。

最後に頼れるのは自分自身です。
もちろん好感度ハンターも助けてはくれません。


どう判断するかは自由ですが、どう転んでも後悔ない人生を送れるような人生選択ができることを祈りながら今回は締めたいと思います。


次回予告

次回はせっかくなので僕の保険論について述べていこうと思います。
それではまた次回!

Bye


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