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『インターセクション』

2018年のリュック・ベッソンによるフランス映画。


どんな話?

モロッコの砂漠に居合わせた6人の男女が砂漠からの脱出を図る。

時間が経つにつれ、様々事実が発覚し、険悪な雰囲気になっていく。


見どころ

主人公の妻・テイラーの悪女ぶり。

美しいのだが、常に自分の得られる利益の大きさを計算して行動していた。

美しいのだが、浮気をして、新婚旅行で夫の殺害を計画、砂漠での危機は男を乗り換え、ホテルについては部屋を荒らす。

人間ここまでひどいものかと思ってしまう、女の恐ろしさを凝縮したような人物。


所懐

ヌーヴェル・ヌーヴェル・ヴァーグのリュック・ベッソン制作、

アメリカ映画製作者の脚本・監督、使用言語は大部分が英語とあって、

フランスらしさの少ない映画だった。

フランスを彷彿とさせるのは、モロッコの砂漠が舞台であるという点ぐらいである(モロッコはかつて保護領としてフランスの植民地であった)。

インターセクションは、交差点、交点という意味だが、

道路上の交差点ではないものの、砂漠の一地点で6人の人物が居合わせて交わることで、物語が動き始める。

テイラーの悪女ぶりだけを追うだけでも、この映画を見る価値がある。


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