玉川上水は川なのか問題の解決
玉川上水を3ヶ月ぶりに歩いた。
3ヶ月前には、玉川上水という造られた用水路を「川」としてカウントするのか。流れていれば川なのか。用水路にもときめくのか。自分でも検証するような気持ちで歩き始めていた。
でも
1)玉川上水の本を読み、多摩川の水が江戸の街に運ばれた歴史を知り、
2)渋谷川ウォークに参加して、穏田川の水源のひとつが玉川上水からの流れだと知り、
3)小菅村で、川の源流は1ヶ所じゃない、全ての山や沢、地下に蓄えられている水全てが川なのだと体感し、
4)水源からの流れが途絶えているはずの渋谷川に新たな水が復活した、つまり川の途中でも地下から湧いてきた水が川になることに感激して、
そんな今、玉川上水はもう、多摩川の一部にしか見えないし、これは川以外の何者でもないと思う。
源流域、奥多摩や青梅で降った雨、湧いた水が、
羽村の堰で、玉川上水に分かれ、
四谷の大木戸まで引かれて、
江戸の街を潤した。
大木戸で穏田川に分かれ、
新宿御苑の湧き水や他の流れともと合流して、
やがて渋谷川になった。
そして渋谷川は今も流れて生きている。
最初に掘ったのは、自然の力じゃなくて、玉川兄弟だったかも知れない。でもその後に流れ続けているのは紛れもなく湧いてきた水たち。
これは川です。
と、3ヶ月前にはあやふやだった思いが、この3ヶ月で得た知識によって、確固たる思いに変わりました。
玉川上水は川。(わたしの中で)
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最近、急激に川を好きになって、どんどん川に近付いています。
川を歩き、川で遊び、川に足を浸ける。今のところそれで幸せですが、どうすれば川でお仕事ができるかについても考えています。川でできるお仕事、アイデア、サポート、一緒に考えてくれたら嬉しいです。