シャネル・ピグマリオン・デイズ2023
こんにちは。
本日は、私の記事では見慣れないであろうシャネルのサムネです。
実は、ワイン会で出会った友人に、「シャネル・ピグマリオン・デイズ2023」にお誘いいただきました!
本日は、そのイベントの参加レポートです。
「シャネル・ピグマリオン・デイズ2023」とは?
ピグマリオンとは、ギリシャ語が語源で、
「才能を信じ、支援することで、開花させる」という意味があります。
芸術を愛したシャネルの精神に基づいて、若手音楽家に一年を通じて5回の演奏機会を提供するのが、この「シャネル・ピグマリオン・デイズ2023」だそうです。
場所は銀座の「シャネル・ネクサス・ホール」
(銀座に、そんな施設があったとは・・・)
HPには、「様々なイベントを通じて、新たな才能との出会い、アートとの出会い、人々との出会い、そして芸術を愛し支援したシャネルとの出会いがありますように」との記載がありました。
まずは、演奏曲を事前に予習した内容を、自分用にまとめたいと思います。
今回私が参加する回では、チェロを「矢部優典」さん、ピアノは「三浦舞香」さんが演奏されました。
作曲家さんと曲について
※初めに、以下はネットから個人用にまとめた内容なので、間違いなどあるかもしれません。ご了承くださいませ。
・ハイドン(ピアティゴルスキー編曲):ディヴェルティメント ニ長調
「ディヴェルティメント」は「喜遊曲」と訳され、貴族の食卓・娯楽・社交・祝賀などの場(室内)で演奏された自由な音楽。
作曲者の「ヨーゼフ・ハイドン(1732年3月31日 - 1809年5月31日)」は、オーストリア出身の古典派の作曲家で、モーツァルトやベートーベンと並んで、古典派音楽を代表する。
編曲を手掛けたのは、ウクライナ生まれ、アメリカ合衆国で活躍された「グレゴール・ピアティゴルスキー」。
(オリジナルだけ聴いていくので、楽しみです。)
・ドビュッシー:チェロ・ソナタ ニ短調
「クロード・ドビュッシー(1862年8月22日 - 1918年3月25日)」はフランスに生まれ、印象主義音楽を作り上げた人物。貧しい生まれながら、叔母の力でピアノを習い始め、才能を活かしてパリ音楽院に入学し、音楽を学んでいった。
絵画を彷彿させるような、古典派とは異なった音楽が魅力。
・ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ ニ短調 作品40
「ドミートリイ・ドミートリエヴィチ・ショスタコーヴィチ(1906年9月25日 - 1975年8月9日)」
ソ連の監視下のもと、政治的抑圧にさらされながらも、多くの名曲を残した作曲家。
彼が生きた時代はロシア革命・二つの世界大戦があり、その経験は、少なからず曲にも影響を与え、生み出した曲はクラシックにとどまらず、ジャズのような曲や、映画音楽も手がけた。
作った曲が[ソビエトの芸術表現形式から逸脱している]という理由で命の危機に陥ったり、その状況下から逃れるために、伝統的形式に則った曲や、国威発揚を目的とした政治色が強い曲も作曲している。
そのように、意にそぐわない曲も作曲せざるを得なく、涙したという話もあるそう。
それでも彼は、死の間際まで芸術家でい続け、
「チェロ・ソナタ ニ短調 作品40」は彼の残した唯一のチェロソナタで、20世紀以降のチェロ曲を代表する一曲。
いざ、参加してきました!
しっかりした人数は数えておりませんでしたが、写真のステージを囲むように椅子が配置されており、観客は全員で50名弱くらいでしょうか。
(曖昧で申し訳ございません。)
以下、私の個人的な感想です。
こんなに間近で演奏を聴けることは中々ないので、とても貴重な経験になりました。
金管楽器ではないのにブレスの音が聞こえて、「ああ、全身で演奏しているんだなぁ」と感じました。
音と音の、空白の時間ですら、表情や、息遣いから、ビシビシと伝わってくるものがあります。
最初から最後まで、お二人の作る世界に飲み込まれました。カッコ良すぎます。
また、普段なんとなく聴いていた音楽を勉強する、良い機会にもなりました。
音楽を勉強していると、派生して世界史などにも触れ、自分の教養のなさを痛感しました。
時間をとって、学び直します。
いろんな気づきや学びがあった、良い休日になりました。
誘ってくれた友人と、演者のお二人、運営スタッフの皆様に感謝の気持ちを込めて。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
ホールのアクセスと参考文献
・シャネル・ネクサス・ホールのアクセス
https://nexushall.chanel.com
・参考文献
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