紅雨

鮮やかないろがとうめいな心も それらはぼくらに知って欲しかった。

紅雨

鮮やかないろがとうめいな心も それらはぼくらに知って欲しかった。

マガジン

  • 日記帳の秘密

    なんだか僕の火を噴いた顕示欲。 あまり更新しない予定なのに、楽しめそうジレンマ。

  • 極上の塵箱

    創作の置き場所です。 重要な5w1h。意味を有にしたい記録もあるようです。

  • 不思議な絵本

    文字にイラストがついたものの集まりです。 月に2枚-載せていく予定でございます。 (ゆくゆくは有料にするかもしれません)

最近の記事

懐かしいもどかしさと、知らないままの

お待ちくださいと手を差し伸べるのです。それでも黙っている言葉が地面に落ちていくのでした。僕は間違えたかもしれませんが、正解も分からなかったのです。動悸が空気を揺さぶりました、伝線した温もりだけが空虚に染まるのです。 すべてを言えるわけではなかったから、同じことの繰り返しだと (それももう乱雑な建売だらけの、蓮華の露は落ちませんでした) 眼差しがいつも同じ方向に向くことなどありませんよ。僕はそう見られたように繕い続けるのです。心の中などだれにも分かられず、ただひっそりと僕

    • みているよ、

      陰鬱な気候とそれがどんよりを引き込むの。僕らはなにを見てきたんだろうね、きっとよくないことばかりだったよ。それでもまだ死ねないんだって、それがみんなと繋がりますようにって思うの。 それでも全然なにも残らないんだよ。 どうしてか君らの姿が思い浮かびます。 たくさんの眼がわたしだけをみました。責めるのでしょうか、そうらしいと外の鐘が打ち鳴らしました。どこでもずうと独りでした、いつか届けばいいと願いながらその時が過ぎるのを待つのでした。 だれも守ってはくださいませんでした

      • 枯渇する背骨、落とし込む点線ヲ

        零時を過ぎた熱さが僕を一人にさせなかった。夏が来たんだ、聞いているか?なつが、きたのです。 ぼくにとって夏とは愛そのものだった、思い出だけの塊でした。 (最後に知って欲しかった亡骸を抱きかかえる) (ホロホロと灰になりました) たった数年の愛情をぼくはいまでも覚えております。鮮やかで厚みのある、大切な時間でした。思い出というと軽すぎるのです、けれど記憶だというとすこし胸がこそばくなるようなそんな時計の一部でした。 刻む音がもし聞こえていたら、僕だって我儘を言わなかっ

        • 来るはずのない夏が、変化と共に願う。

          力強さが燃える塵に憧れました。上に昇る蛍をかすれる前に捕まえた青春時代を僕は、記憶から葬ったのは、手枷が無くなった自由のむごさを知ったフィルムの、つなぎ合わせが、そんなケミカルを感じた日でした。 よく覚えております。 あの憤りをはじめて手で握りしめましたから。 (無力を知ったのです、力が欲しいと地面だけを見つめていました) 実際首をたれることの意味など考えなくてよかったのです。あの人の背が血でにじんでいた意味が、分かったころにはたぶん遅かった。刀の切れ味は確かめ合うた

        懐かしいもどかしさと、知らないままの

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        記事

          細工の草原だけがのびる

          なにもうまくいかないとき想像するのはやっぱり自然なんだよ。向こう側が透ける葉を覗くとどんな曇りも光が残るの。それが虚しいと言われてもその行為を止めることはしなかったです。それが強い人で、その意味のない繰り返しに花を添えてくれる人が、いたのは事実だったからです。 知らないことを知ろうと躍起になるのはどういうことですか 耐えるということは強いのですか 黄金色とはちっとも夕陽の色なんかに似ておりませんでした。すりガラスの縦じまを永遠と指でなぞる柔らかさが、僕には取り残された気

          細工の草原だけがのびる

          地味に続けております。

          あれから健康に気を遣おうと思いました。一か月経ったよ。 もうすぐ梅雨も明けてしまうのでしょうか。昨日は雷が鳴っておりました、あの音を聞くとワクワクしてしまうのは、僕だけでしょうか、、。 誰かが読むときにこれはなんだか不快ですね、、という文にならないようにしていますが。なっていたら、、と思うと悲しいです。 ーーーーーーーーーーーーーー 筋肉をつけるというより、体力がおかしいくらい衰えたような感覚がするので身体を動かすことにしました。調子が良いです、続けたいです。 髪の

          地味に続けております。

          駆け回る兎が柵を越えたとき

          緑色の世界が私にとって初めての色でした。ごぼごぼと空気が漏れるのを、眺めていたのです。ガラスの向こうに、濁った眼を見つけました。 なにを患っているか、のちのち伺ったのです けれどもその医者はなにも答えませんでした。 向こう側を見られない爪が透明な色に変わっても、もうだれもいなかったのです。けれどもそれに対してなにも思いませんでした。もともと誰のためにも生きようとは、思えなかったのですよ。 わたしは自分のために尽くすこともしませんでした けれどそれも嘘つきになってしま

          駆け回る兎が柵を越えたとき

          水気の含む魂が入るならば

          片足の標識がぼくの目をくぎ付けにしたんだ。なんでかは分からないけど、そういう空白が良かったのかもしれません。なにもない期間はきっと正しかったんだ、うん、そうだ。 いつも空想をする体育館の、人間の目が真ん中だけを縁取るんだよ。そこに僕が要るんだ、啄まれたコートなどもうなくて、そうだそうだ、あれはまぎれもないぼくらの形だったのだ。 どうだい、粋がりの、なぁ、感性って素晴らしいものかい なにもないとは、悲しいことだったか。 探すのは駄目だと言われてもどうしてもいうことすら聞

          水気の含む魂が入るならば

          君の遺伝子と贈り物にリボン

          繋げる言葉などない。あれよあれよという間に赤い花が僕を包んでいくのだ。記憶の味はたまらなく優しかったのかもしれない。あんな日もきっとあったのだ、それだけでいまはもうよい。 そうやって大人になるのなら、やっと僕が大人になれた 遺伝子におめでとうを言うんだよ。 (感謝という浅ましさはまだいらない) クッキーで固めた記事をクリームで繋げました。そのつなげるを、ただ夢中になにの意味も考えずに行っていたのです。子供とはそんな存在でした。いとも簡単にやり遂げる希望を摘み取った、大

          君の遺伝子と贈り物にリボン

          暗い壁にまど、天使のカーテン

          誇りまみれの部屋で続ける意味をずうと探している。なににもなれなかったとシュレッダーに捲かれたこけしがうなっている。うるさくて蹴り飛ばした頭が、時代を経て僕のあたまにぶつかったのだ。チリチリと雷が弾けたようで、空でのびる鳥の行方もどうにも良くなってしまった。 東へ行くと森があってね。夏の太陽がやけに近い街でした。行きかう車が残(像ばかりで目を瞑る間に何億台と通過しました。) 瞬きのあいだに少女が立っていたのを見過ごしませんでした。 いたいいたいと口を開くのです(僕には声が

          暗い壁にまど、天使のカーテン

          脅えるように瞼を拭う

          新しいことの繰り返しがこんなに楽しいとは思わなかった。けれどぼくはこの日々につかれることが多いんだ。なんだかとろみがかったココアの中に浸っているみたい。ずっとずっと抜けれないんだよ。追いかけてくる、透明の人形が血管だけを主張して、ずっとずっと僕の背中を追いかけてくる。 晴れやかな舞台が開かれるたびに輝くのが、純粋な炎だったら僕は生まれたころから幸せだったよ。なにもなくすぎた、抱えた、捨てたくないものを棄てることを自己責任と大人が言ったんだ。 鉛筆の芯がずっと尖っていないと

          脅えるように瞼を拭う

          電球が割れた、こんにゃくの光とは。

          煤の詰まった換気扇が気に入らず視野の分度器を折ったことをまだ覚えております。にわとりのくちばしが、朝によく泣いておりました。暖かい昼間によく聞こえたものです、なんだか悲しい気持ちになり、また眠ったのでした。 茶色のニコチンの壁が剥がれなくなってきたころ、エタノールで薄めた血液を吹きかけます。だらだらと流れた体液は、コンロの火であぶられました。そういう運命だったのかもしれません、それらは皆、こうなったのはしょうがないと申しておりました。 無駄なこととはなんだったのだ ぼく

          電球が割れた、こんにゃくの光とは。

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          こんばんは!のし(仮)ともうします。 ※ここ1年間のちょっとしたまとめ(こんな人になりたいなって) 文を綴る訓練としてここで文字をひねり出しております。長い間ヒトセイカツをやめていた過去があります。そんな自分があんまりすきじゃなかったので、これ以上じぶんを嫌いにならにように活動を始めました。 1. (なんだか先行き不安の雲嵐) 2. 前を向き続けるのはそれだけで強いひと?- ooooooh, yyyyyyyyyyyes! 3. まだ趣味の領域ですが形にできたら、そん

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          到達の中間と意固地のさきっぽ

          【魚眼レンズで愛憎を覗いてしまいまして、尻尾を巻いて逃げる狼、土壁にはまった子ぎつねに、領土の主が花弁を叩く。音に乗せて悪夢を象り、そうしてまたあと皿滑りのひび割れ】 彼の頭の中には劣等感まがいの汚物がまだ入っていました。なんだかそれに腹が立ったので、舌打ちをして感情を沈めました。無様な様子がピエロよりおかしかったのです。だってその場所にいるだけで、動こうとしないのですもの。それよりも見過ごしたのは、そんな自分の升目に錯覚を起こしている君のことでした。 (揺蕩いたじろぐ、

          到達の中間と意固地のさきっぽ

          灯りの夢見と合図の手合わせ。

          身体が弱い黒玉がもわもわと浮かんでは消えました。からし色のお洋服を着て手足に斑点をつけていました。しおらしく頭を下げた彼女の皮膚は熱を帯びており、どこから布なのか一目見ただけではよく分からなかったのです。 なにがなかったの? たくさんある中で必要なものが足りていないということ? (有り余った熱が発散できる場所を歩く道具が、声が、宝も) 腫らした願いが忌々しすぎるので嫌悪感の中の残飯を食べておりました。お手付きのカードだけが増えていきます。一方的な画びょうを嗚咽を漏らし

          灯りの夢見と合図の手合わせ。

          貧民街の投石と1つだけの宝石

          ぼくはきれいがすきだ。麗しい空気と首を垂れた水を、こうやって飲み干すのだよ。動物を嬲っだことがありますか。嘘つきの鼻が折れる前に落とすのです。それを悪人というなら僕は善人を疑います。 【問1】お月様への問いかけに答えなさい。 c1.なんせ心のグラムメーターが降り切れてしまいまして。 zzz798.?..あれよあれよと舞い散らかすのです。 天狗の面が狐の尾のもふもふが、身体を開くたびに夢を運びました。鈴の汽笛がゾウリムシの内臓を通って爆弾を置いていきました。いつ爆ぜるか

          貧民街の投石と1つだけの宝石