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「いいから、いいから」〜心に余裕が生まれる魔法の言葉

先日フリーランスティーチャーの田中光夫さんがクラブハウスでこんなエピソードを紹介していた。様々なハプニングにも動じず「いいから、いいから」を繰り返す大らかなおじいちゃんを描いた「いいから いいから」という長谷川義史さんの絵本を子供達に読み聞かせると、子供達は大喜びで、その後は喧嘩したり、何かが起こっても、おじいちゃんの真似をして「いいから、いいから」とみんな口癖の様に言い合うそうだ。日本にはすてきな絵本がたくさんあるんだなぁと思った。そして、こんな風に絵本を使って子供達に魔法の言葉の贈り物をするすてきな先生が日本にはいるんだなぁと嬉しい気持ちになった。

この絵本は読んだことがないけれど、「いいから、いいから」と優しいおじいちゃんやおばあちゃんが言ってくれるのを想像すると、確かに自然に肩の力が抜け、心に余裕ができる気がする。子供達は「いいから、いいから」を言い合うことで、高ぶる感情を一旦落ち着ける事が出来るのだろう。それができれば、子供が自ら論理的に考え解決するための環境も整う。子供は生まれながらにして、自然に学び、成長する。私たち大人に出来る事はその邪魔にならない様にして、環境を整えてあげること。「いいから、いいから」はそんな環境作りができるすてきな言葉だと思った。先ずは自分の心に余裕がない時に言ってみようと思う。

「いいから、いいから」は英語でNever mindやDon't worryが思い浮かぶけど、ここではあえてLet it beとしたい。そのままでいいんだよ、焦らなくてもいいんだよ、解決するから大丈夫だよ。ビートルズの名曲Let it beの歌詞にもこうある。

There will be an answer, let it be.

そのままでいいんだよ。答えはきっと見つかるから。



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